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ポートフォリオの業績、マクロのトレンドが良いと見て、さらにレバレッジをかけていく財務戦略ですね。普通の規模の会社であれば8200億円のレバレッジと聞けばそれだけで会社が傾くレベルですが、ソフトバンクの場合はもう0.82兆円という感じで驚かなくなってしまっているのが怖い。

ただ、実際は上向きトレンドを前提としたリスクテイクなので、コロナ直撃のころのように逆回転が始まるとまた流動化というアクションが必要になるのであろう。

これだけ聴くと綱渡りのように聞こえるかもしれないが、上場株式も投資しながら、流動性とレバレッジをハイレベルに管理しているからこそと思われる。

それにしても、このリスクテイクに付き合っていく金融機関は、マクロ経済だけではなく、テクノロジーのトレンド、複雑なポートフォリオ、スキームのなどの複雑なリスクなど、理解して付き合っていく必要がある。私も以前そこにいたわけだが、その頃とはまた比べ物にならないぐらいの複雑性であることは、公開情報からだけでも容易に想像がつく。
アームを買収したのは4年前、忘れもしない、Brexitのあとの混迷感まっさかり為替市場だったころ。
ポンド円も130円台だったのがみるみると上昇して、今じゃ150円台。

あの頃の為替相場にとって、買収のニュースは、確実に円高センチメントを払しょくするには十分すぎるニュースだったなと、今振り返ってもそう感じます。

事業会社なのはわかってるんですけど、ほんと、すんごいトレーディング感覚もってるなと、尊敬のまなざしでしかないですね。
ソフトバンクGが75億ドルという巨額なシンジケートローンを打診中との事です。

アレンジャーはSBGではお馴染みみずほ銀行で、国内メガバンク3行の他にも海外の銀行などにも打診するみたいですね。返済原資はアーム株式の売却資金からあてるとのこと。アーム株式の売却については少し古いですがこちらに詳細な記事がありました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63791860U0A910C2MM0000/

アーム株式はエヌビディアへの売却にむけて調整中。売却額は最大で400億ドルだが、現金100億ドルとエヌビディア株215億ドル分が対価、さらに業績に応じ対価の一部を後払いするアーンアウト条項で、最大50億ドルを現金かエヌビディア株で支払われる模様です。残りはアーム本体や従業員に支払われるようですね。

2018年のスキームでアーム株式はSBGの子会社であるSBGCが75%、SVFが25%保有しており、上記の75%はSBGCに入ります。ローンの返済はSBGCが株を売却した後に配当とかで吸い上げる形になるのでしょうね。

SBGCはイギリスの会社のようですから、アーム株式のキャピタルゲインはSBGではなく、SBGCで計上されるでしょうから、日本国内での課税はなさそうですね。

この辺りの動きは税務的にも何か意図しているところがありそうなので税理士としては注目するところです。
融資の返済原資には傘下の半導体設計子会社、英アームの売却資金を充当する計画とのことです。
国内3大メガバンクの一つを持つ銀行持株会社。銀行、信託、証券の一体戦略を推進。2016年に傘下の資産運用会社を統合してアセットマネジメントOneを設立。
時価総額
7.59 兆円

業績

国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
時価総額
13.2 兆円

業績