キャッシュレス、実らぬ還元競争 強権インフラが足かせ
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簡単な話、他国のように国が規制をかければ手数料下がります。EMVも他国ではそうしている。その結果、ポイント還元率が下がるのも当然。1%どころか、ほとんどゼロ還元になるまで下げるのもあり。
発行会社は還元競争が熾烈なので規制以外に加盟店負担の手数料を下げる道はありません。
注目のコメント
日本人が大好きなポイント付与をやめて、外国人が見たら驚く多種多様な決済手段を絞り込んで、Cafisの仕向け分けを目的としたgate & filtering機能を止めれば、あと2%は下げられると思いますが…
国は携帯電話代なんかより、こっちにメスを入れて欲しい。個人的には、どこが得かとか考えるのが面倒なのでポイント還元も不要。コード決済でも良いし、NFCでも、クレカでも良い。規模の小さい店舗にはバーコードのほうが導入は楽なら、バーコードでも良い。複数の選択肢があるのは構わない。
記事にあるように手数料がネックだ。国際クレカネットワークの手数料も大きいが、それに加えての日本独自のCAFISの存在意義も考えないといけない。なにより、他に選択肢が無いというのは不健全だ。インターチェンジフィーの話がやっと出てきました。EUでは0.3%とありますがこれはクレカの話で、特に西欧ではクレカよりもデビットカードでの取引が圧倒的に多く、デビットとプリペイドのインターチェンジは0.2%とさらに安いです。
銀行口座保有率の高い日本の場合、西欧のように銀行のデビットカードを中心に展開するキャッシュレス化の道もあったと思うのですがJ-Debitがコケて国際ブランドのデビットカードの展開も遅れたのは残念。
フランスはこの点で昔から少し工夫していて、国際ブランドとCBというフランスの銀行独自のデビットカードの両方の決済ネットワークに対応する事をカードと加盟店の端末の両方に課しています。
この仕組みは完全に透過的で、フランスの銀行のデビットカードでフランス国内の店頭で決済すると加盟店手数料の安いCBが自動的に使われ、それ以外の組み合わせでは国際ブランドが使われます。
この仕組みのおかげか私がフランスに移住した10年以上前の時点でもデビットカードの受付率は非常に高く、また政府が銀行に圧力をかけて手数料の最低額を引き下げさせたため、今は個人経営のパン屋でもバゲット一本(100円少々)からデビットのタッチ払いで買えます。
日本でもATMで現金を引き出すのに使うカードがそのままタッチ決済に使えるデビットカードが特に高齢者のキャッシュレス化の切り札だと思うのですが、どうなんでしょうか。
またデビットカードのタッチ決済には一般にNFCと呼ばれるVISAやMasterのEMV Contactlessへの対応が必要ですが、他方でQUICPayやiDといった日本独自のタッチ決済はEMVのそれと比べて加盟店手数料が0.5%ほどさらに高いそうです。
これはタッチ決済の処理にJCBなどの他の業者がさらに介在するためですが、日常生活で好んで使われるのは圧倒的にタッチ決済なわけで、キャッシュレス推進のための手数料引き下げという点でもQUICPayやiDといったガラパゴスはEMV Contactlessに早急に置き換えられるべきでしょう。