【真相】SOMPOが「グーグル出資のAI企業」と組んだ本当の目的
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記事中の「SOMPOの従来4事業(国内損保、海外保険、国内生保、介護)にデジタル事業が加わり5事業に」という部分は、戦略の本質を理解するには誤解を生じやすい。
デジタルは既存4事業を包摂するものであり、5つ目のビジネスラインではない。
元々、保険事業は与えられた環境に基づく条件付き確率を精緻に分析する点に価値があり、AI等による解析とは相性がいい。
UX実現という顧客サイドと、デジタル技術による供給サイドの先鋭化を行えば、3大メガ損保の中で光る存在となる。
注目のコメント
いろいろなメディアでいろいろと取り上げて頂きましたが、こちらが真相です。
複数ラウンドの種類株式を複合的に使ったセカンダリーマーケット取引なので、EXITでも、ダウンラウンドでも、時価総額の低下でもありません。
ABEJAとしては2015年くらいからずっと仕込み続けてきたABELA Platformの構想がかなり現実味を帯びてきたことを嬉しく思っています。
AIは幻滅期に入ったかという見方もありますが、業界内で粛々と事業を進めていた我々としては、いよいよ実装段階に突入し、PoCがゴールの状況から脱してきたと認識しています。
「ゆたかな世界を、実装する」というフィロソフィーを掲げていることでも明らかですが、"実装"に極めてこだわり続けているのが我々です。
SOMPOホールディングスさまとご一緒に、AIの社会実装を進めていけることを大変光栄に思っております。
(最近多くの方から「2018年くらいに聞いた岡田さんの話が今になってすごいわかってきた!」というコメントを頂いております。笑)以前から私たちSOMPOは「保険料をいただき、万が一の時に保険金をお支払いするだけの事業でいいのか」、万が一の時だけに登場するのではなく、お客さまにとっていつも近くにいてほしい存在になるにはどうしたらいいのだろうと考えていました。
「安心でいたい、安全でいたい、健康でいたい」との世界中の人々の日々の普通の思いにSOMPOが事業を通じて応え続ける知恵を出すきっかけになることで「あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現すること」にお役に立てないだろうか。これなら万が一の時だけじゃなくいつも近くにいても良いはず。
これを「SOMPOの存在意義・パーパス」と定義しました。
このパーパスを実現するため、先月発表した3年間の中期経営計画では「新たな顧客価値の創造」を基本戦略の一つに据えました。そして、そのための最重要な仕組みは「豊富なリアルデータ、高度なデータ解析技術、パーパスに繋がるデータ活用アイデアと現場への強い関心や洞察力」のエコシステムを創り上げることだと考えています。
130年以上前に損害保険会社からスタートしたSOMPOは、豊富な自然災害、各種事故データに加え、日本最大級の介護事業から得られる「顔の見えるリアルデータ」を活用し、 具体的なソリューションをお客さまに提供する「リアルデータプラットフォーマー」として社会課題の解決に貢献していきます。パーパスを共有する多くの企業や団体にも是非このプラットフォームを活用していただきたい。
私は、10年前から「SOMPOは昔は保険会社だったんだってと言われるようになれたら素晴らしい」と言い続けてきました。
そして近い将来は、SOMPOはどんな会社?という質問があれば、「パーパス以外にはうまく定義できない会社」になることを目指したいと思います。
まずはリアルデータプラットフォーマーとしての具体的商品やサービスをできるだけ早く出していくための準備を進めています。SOMPOとABEJA提携の真相に迫りました。今回の両社の提携は、速報ニュースで、SOMPOがABEJAを「傘下に」(https://newspicks.com/news/5791921/)と出てきたので、私自身、ABEJAはこれでEXITしたんだと思い込んでいました。
しかし、両社の当事者に取材を行うと、EXITではないことが判明。(当たり前ですが)両社がウィンウィンとなる戦略・狙いがありました。
いずれにせよ、保険や介護分野のイノベーション、すごく楽しみですね。