【新常識】日立が「実務型インターン」に本気な理由
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30分の面接を2、3回重ねるだけでは、その人のことを深く知るには限界があるのは事実です。相互理解を促進し、入社後のギャップを埋める方法の一つとして実務型インターンは非常に良いかと思います。私も17年程前に2週間程のインターンシップを経験した会社、部門に新卒入社をしました。業務内容は勿論ですが、職場の方々や雰囲気含めてギャップ無く働くことができました。当時日系金融機関では先進的な取組みでしたが、受入側の負荷などの事情により超短期間かつプログラムが変更になったのは少々残念でした。長期インターンの受入は負荷もありますが、入社後のギャップを双方において少なくする投資と考えれば、合理性もあると考えます。
注目のコメント
入社式は「Hitachi キャリア・キックオフ・セッション」へ。
今回登場する、日立は入社式を名称変更しました。まるで、「あなたがいずれ転職することも想定している」と言わんばかりの名称に、ある意味でジョブ型の取り組みそのもの以上にインパクトがありました。
さて、今回のテーマであるインターンシップですが、ニューズピックス社を含むユーザベースグループでも、数多くの長期インターンシップを受け入れています。
こうしたインターンでは、個人と会社がマッチしているとなれば、仮に内定が決まっている人であっても採用することができるし、逆に自社に内定が決まっていても、他の会社にインターンしているうちに「持っていかれる」ことがあります。
日立のような長期間&本格実務&採用直結のインターンが広がれば、これまでたびたびニュースに上がっていた、採用活動の解禁日を縛る「就活ルール」のようなものは、完全に崩壊するでしょう。
かくいう私も、今から10年以上前、前職に1カ月近くにわたる採用「非」直結型インターンを受け、入社しました。
やはり、個人は会社の良いところも悪いところも多少は見えてくる分、逆に信頼できるし、会社側にとって同じことが言えると思います。数ヶ月、部内に席を並べて実務を経験する、本当の長期インターン。日立は、受け入れ体制の確立が大変な、その割合を増やしていくと宣言。CHROにその狙いについて聞きました。ジョブ型雇用でもっとも変えにくいと言われる新卒採用の領域まで変革するのは、かなり先進的。
ほぼ面接だけで新卒採用を決めていたのは、野蛮な時代だったと振り返られる、そんな時代が来るかもしれません。本人が「気づき」を得る、というところは非常に重要なポイントと思います。「気づき」は教えることができませんし、いわれたから気づくというものでもない。本当の「気づき」=「ショック」なので、「これが私の気づきです」なんていう作文は、本当はあまり意味のある「気づき」ではありません。その辺りに対してどこまで踏み込んでいかれるのか興味があるところです。