世界食料価格が約10年ぶり高水準に、5月まで12カ月連続上昇-国連
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食料価格からもインフレの懸念が出てきているのでしょうか。
いよいよヤバいのかもと思い始めています。日本はともかく先進国で発生すれば現実化してくるので注視しておきます。This time is different?
注目のコメント
背景には、供給面としてラニーニャ現象に伴う穀物の供給不安や、ロシアやアルゼンチンの穀物輸出制限などがあります。
需要面でも、中国の穀物輸入増やバイオエタノールの需要増が見込まれていることがあります。
金融面でも、各国中銀の大規模金融緩和により、巨額マネーが穀物先物市場に流れ込んでいとこともあるでしょう。
今後ドル・円レートと穀物価格が横ばいで推移した場合、日本でもコア食料品CPIを前年比+0.55%程度押し上げることを通じて、二人以上世帯の家計支出を年換算 4045 円程度押し上げるでしょう。
足元までの穀物高は来年にかけてじわじわ家計の購買力を圧迫することになりそうです。「ブラジルでは農作物の主要産地で干ばつが発生」とのことですが、気候の影響のみならずコロナ禍で人々が働けず生産と物流の両面で世界的な制約が出ています。ブラジル、インド、トルコ、その他経常収支が赤字で通貨安に見舞われている国々では自国通貨建ての食料品価格の上昇が一段と大きくなり、人々の生活が苦しくなっていそうなことが気掛かりです。日本政府はCOVAXを通じて新興国に8億ドルのワクチン供給資金を提供すると決めたようですが、食料その他生活に欠かせない物資の不足による世界の人々の不安を除くためにも“有効なワクチン”の一刻も早い普及が必要と感じます。