(ブルームバーグ): スイスの銀行クレディ・スイス・グループは、英金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルの破綻を受け、ソフトバンクグループを相手取り訴訟を起こす準備を進めている。事情に詳しい関係者からの情報を引用し、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。

同紙によれば、グリーンシルへの投資額は「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」が最も大きく、クレディ・スイスはグリーンシル破綻に伴い最大30億ドル(約3290億円)を失うことになりかねない顧客の怒りを鎮めることに躍起となっている。

FT紙によると、グリーンシルの顧客だった経営難の米建設グループ、カテラに対し、クレディ・スイスの富裕層顧客が保有する約4億4000万ドルの債権が紛争の焦点。同行の資産運用部門がグリーンシルと運用していたサプライチェーンファイナンス(SCF)ファンドの原資産にカテラ関連が含まれるという。

関係者の1人がFTに語ったところでは、グリーンシル関連のいかなる請求についても争う準備をするようSVFは法律事務所クイン・エマニュエルに指示した。複数の関係者によれば、両者が訴訟に動く前に決着する可能性もある。

クレディ・スイスとソフトバンクGは、FTの取材に対しコメントを控えている。

原題:Credit Suisse Prepares Suit Against SoftBank Over Greensill: FT(抜粋)

(報道の詳細を追加して更新します)

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