紅衛兵になった実の息子からリンチに遭い自殺した母の遺書が出てきたところから、一気にこの世界に誘われました。 中国を大混乱させ世界にも影響を及ぼした政治運動があった、という程度の知識しかなかった文化大革命が、どこまでも個人な物語として描かれています。だからこそ、その歴史的出来事の異常さや、革命後も生きなればいけなかった個人(私、兄)の感情に胸を掴まれました。異邦人感ある作者独特の文体も、すごく魅力的です。
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