茂木外相 ミャンマー担当の国連ブルゲナー事務総長特使と会談

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注目のコメント

• 川端 隆史

  ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

  ・2021年05月28日

  外務省のプレスリリースはこちら
  https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000534.html
  
  こちらを読むとASEANとの連携が強調されています。ASEANだけでの解決は、性質上難しい課題です。それをもって、ASEANではだめだという論調をそれなりにみますが、そもそものASEANの設計を考えると、今回のような事態はASEANという枠組みだけでは解決ができないことは織り込み済みです。
  
  ASEANは過去、域内の手に負えないことは域外の大国や中立国を巻き込んで解決にもってきています。カンボジア和平、アチェ和平などが典型例ですし、ミンダナオ情勢の一段の悪化を防いだのも日本等の関与があったことは確かです。
  
  自らが中小国のあつまりである限界があることをわかっているからこそ、ASEAN＋αの枠組みができ、ARFなどの試みをしたり、あるいは加盟国が国単位で域外国の東南アジアへのコミットメントを引き出す外交を展開しています。