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サステナブルファイナンスは日本において発展途上であり、ルール化が必要です。

というのも、ESG関連ファンドの銘柄選考基準は各社でマチマチであったり、さらには本当はグリーンでないのにアレンジする金融機関や発行体や「グリーンだよ」と嘘をついてファイナンスする余地があるからです。そして資本市場の参加者と金融機関/発行体には情報の非対称性があるため、このままでは経済学でいうところのレモン市場の問題のように「真に良いグリーンなファイナンス」が駆逐されてしまいます。→ 健全な市場の創出のためのルール化。

なお、日本国内で既にアレンジされた”ESG関連ファンド”や”サステナブルファイナンス”であっても、一定のルールに適合しないファイナンスはEUや米国の資本市場では最悪「グリーンウォッシュ(詐欺)」と考えられてしまうリスクがあるのだと思います。
日本では外部評価による客観的視点に加えて、弊社も含めてですが、開示を充実させていく必要がありますね。
格付けビジネスの利益相反、非財務ゆえの多様性の重要さや難しさを感じる。

サブプライムの頃に話題になった話だが、何らかの格付けを行う企業がその格付け行為に対してその企業から対価をもらうことは、利益相反のリスクがある。もちろん、そうならないように社内でウォールを敷いたりするのだが、それでも収益を得るという観点などから営業プレッシャーもあるし、現実としてはワークしなかった側面は否定できない。

一方で、ESGは非財務情報と呼ばれる領域。財務でなくても定量化できる部分もあるがそうではないものもあるし、全部がお金で統一されている財務より同じ数値に対しても評価は割れやすい。
財務情報に基づく判断ともいえる株価も、人によって評価が割れる。だから売買が成立するわけで、その観点で評価の多様性を許容することは市場を成立させるために重要だと思っている。
ただ、前述のとおり、本質的に財務より判断が分かれやすい。

そこにESGへの社会的な注目、トレンドがある。
トレンドになるには、もちろん正当な理由がある。一方トレンドができると、ビジネスとしてそれに良くも悪くも「乗りすぎる」ことは古今東西起こってきたこと。
ESG指数や評価などは、通常のシンプルなものよりコストもかかれば金額としても高くなりやすい(一般論として)。でも社会要請が強まっているから乗らざるを得ない側面もあれば、そこに乗って玉石混合となり、結局悪貨が良貨を駆逐するというリスクも含んでいる。
各社で評価が違うことは非財務情報の本質的な性格から考えたときには認められるべきだと思う。そのなかで整備をしていくという意味では、Comply or Explainの基準整備が必要な段階なのだと考える。