CATL、ナトリウムイオン電池を7月頃発売 リチウムイオン電池を補完できるか
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意外と思われるCATLのナトリウムイオン電池(Sodium Ion Battery、SIB)のリリース発表ですが、理科大駒場先生の昔のインタビューでは、中国で小型EVに搭載される例を話されてました。
しかし今年7月にリリースというのには驚きました。リリースなので搭載するEVがまだ決まっておらず、単にサンプルを公開するだけかもしれません。ただ小型EV向けに中国で車載することが既に決まっているかもしれませんね。もしそうならば採用する自動車メーカー側のスピード感に驚きを禁じ得ません。
SIBの特徴としては、何といっても原料のNaが偏在していることと、比較的高出力、容量はLiBより少し減るといったところでしょうか。
●レアメタルに依存しない電池を開発――リチウムに代わり、ナトリウム、カリウムを主役に
https://newspicks.com/news/3778560
>中国、韓国はじめ、欧州、米国、豪州も、ナトリウムイオン電池の研究で成果を上げています。
>リチウムイオン電池の研究では日本が圧倒的に強かったので、各国は「別の電池で追いつけ追い越せ」と、ナトリウムイオン電池に力を入れています。
>中国ではベンチャー企業が安く作って超低価格のミニEVに搭載する例まで登場しています。
この中国ベンチャー企業は知りませんが、ホワイトリスト時代には200超のバッテリーメーカーが存在した中国なので、その中でナトリウムイオン電池を作っていたところをCATLが取り込んだことも考えられます。ナトリウムイオン電池は、基地局や電動自転車など、高いエネルギー密度を必要としない分野での活用が見込まれており、将来的には、低コスト、安全性などのメリットを備えることで、高ニッケル三元系技術路線を補完することが期待されている。