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世界には、選挙結果の得票率が常に95%以上であるという国があります。たとえば、北朝鮮です。
 今の世界で、選挙をやっていない国というのは、全面的な内戦状態にある国々を除けば、ありません。北朝鮮でも中国でも選挙はあります。ただ、選挙結果が事前に決まっているというだけです。
 完全な独裁政党の国というのもなくて、北朝鮮にも中国にも共産党以外の政党はあります。選挙ではいつも一定の少数議席を与えられています。
 現在の世界の政治制度は、選挙や議会はどの国にも存在しているので、違いは、選挙結果がどの程度事前に決まっているのか、つまり出来試合か、ということで判断されます。シリアは典型的な出来試合の選挙しかしない国ですが、中東の国はイスラエルを除けば、多かれ少なかれ出来試合の選挙をする国になっています。
 今の世界で一番多いのは、この出来試合の選挙と議会を持つ議会制民主主義の国です。一時期はある程度まどもな選挙をしていた国でも、野党を無力化したりして、出来試合になる国が増えています。
 政治制度というのは重要で、まともな選挙をしない国は、経済もそれにあわせた仕組みになっていきます。そういう国になると、米国やEUと同盟関係にあるのは難しくなっていきます。たとえば、トルコがかつては米国の同盟国でEU入りを望んでいた国であっても、出来試合の選挙しかしない国になれば、中国+ロシア側に接近していきます。
米英独仏伊の5か国(Quint)は、今回の選挙が自由でも公正でもないことを非難する声明を出した。安保理決議2254号に定められたとおり、国連の選挙監視のもと、すべてのシリア人が安全で中立的な環境で選挙に参加できるようにすべきだが、とてもそういう状況ではなかった。軍事的にはアサド政権側の圧倒的な優位が続く中、パワーシェアリングの落しどころをどこで作るかが課題。

シリアには4月にようやくCOVAX経由で25万回分のワクチンが到着。紛争影響国にどうやってワクチン接種を進めるか。誰を優先して接種させるのか。アサド政権か、医療従事者か。先進国の比ではなく難しい。

Syria Presidential Election on 26 May: Quint Statement
https://www.gov.uk/government/news/syria-presidential-election-on-26-may-quint-statement