[ワシントン 27日 ロイター] - バイデン大統領が2022会計年度(21年10月─22年9月)の予算教書で、6兆ドルの歳出を求める計画と、米紙ニューヨーク・タイムズが27日報じた。

歳出規模は31年までに8兆2000億ドルに拡大し、第2次世界大戦後最大規模となる見通し。

NYタイムズが確認した文書によると、財源は企業や富裕層への増税によって賄う計画で、財政赤字は30年代に縮小し始めることを見込む。

バイデン大統領は28日に予算教書の全容を発表し、議会に提出する。

4月には予算教書の裁量的経費のみ先行して発表。総額1兆5200億ドル規模で、気候変動対策や保健、教育関連向けなどの予算増額を提案。一方、国防費は実質横ばいだった。