パナ、30年にCO2排出ゼロ 楠見CEO「環境最優先」
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パナソニックはこれまで、「事業活動におけるGHG排出量を2030年までに30%削減(2013年度比)、2050年までに排出ゼロ」としていました。従来の目標からかなり前倒しとなります。
ただし、2030年にCO2ゼロ工場を実現することは既に意識されており、2021年度目標では、グローバル5地域で1工場以上、CO2ゼロモデル工場を実現することが目標となっています。ただしその後9年間で世界に無数に散らばる生産工場でCO2ゼロを実現することがいかに困難か、想像に難くないでしょう。
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/eco/co2.html
なお、パナソニックには「使うエネルギー」と「創るエネルギー」という独自の削減貢献の考え方があります。「使うエネルギーは」事業活動と製品が使用される際のエネルギー量を合計したもの、「創るエネルギー」は太陽光発電や燃料電池による創出発電量、および車載電池や定置用蓄電池の使用量から計算されています。
同社サステナビリティ・データブックによると、2019年度時点で「使う:創る」が9:1の割合。今後、「使うエネルギー」の低減はもちろんのこと「創るエネルギー」の向上も必要なことから、これからは製品自体の省エネ化を図る、といったレベルではなく、「脱炭素に貢献しない製品は作らない」といった風に、事業の方向性も変わってくるのではないかと想像します。電気自動車向けのバッテリーで中国のCATLとパナソニックは2台巨頭としてバトルしています。性能のパナ、コスパのCATLのイメージです。
環境配慮しながらも、競争力をつけてぜひCATLに負けないで!トータルな環境最優先として、EVの普及に全力を尽くしてほしい。
「CATLには負けられない」 トヨターパナ電池連合の勝算
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00219/020100005/
パナソニックが貫禄の首位。「世界最高の電気自動車向けバッテリー」ランキング、金融大手UBSが発表
https://www.businessinsider.jp/post-226594
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