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韓国の宇宙開発は隣国の日本、中国、そして北朝鮮に対しても遅れていましたが、近年になって徐々に加速してきています。

まずは日本の話をしましょう。JAXAの打ち上げロケットは2系統あります。ISASの全固体ロケットは一貫して純国産で、日本初の人工衛星おおすみを打ち上げたのもこの系統。現在はイプシロンに引き継がれています。とはいえ(なぜか)全固体という縛りを自らかけているため大型化には不向き。

もう一系統がNASDAの方で、こちらはアメリカからデルタロケットの第一段を買ってきて、自前開発の第二段を足したN-I, N-II, H-Iロケットから始まります。難易度の高い部分は買ってくる一方、第二段で自国技術を培いながら結果を出すという戦略。それが初の国産ロケットH-II、続いてH-IIa/b、H-3に続きます。

韓国もこのNASDAスタイルを採用しています。2009年より、ロシアから買ってきた第一段に自前の第二段を足した羅老(ナロ)ロケットを開発。最初の2回は失敗でしたが、2013年に3回目で成功。これが韓国初の衛星打ち上げです。そして今年に第一段から独自開発のヌリロケットを打ち上げ予定です。

堀江さんがよく日本は地理的にロケット打ち上げに適していると言っていますが、それは東と南に大きく海がひらけているから。北海道から沖縄まで、太平洋沿いの僻地ならだいたいどこからでもロケットを打てます。

一方、韓国は地理的にロケット打ち上げが非常に困難。なぜなら東と南を日本列島にブロックされているからです。国際ルールなんて気にしない北朝鮮は日本上空をぶっ放しましたが(←万が一日本に落ちてきた時のために自衛隊がミサイル防衛システムで迎撃体制に入った)、もちろん韓国はそんなことはしないので、東シナ海からフィリピン海に出るようにグニャっと曲がった飛行ルートを取る必要があり、技術的難易度も上がるしペイロードも落ちます。

種子島や内之浦や大樹町を使わせてあげればいいのになと思いますし、宇宙で協力して日韓関係の改善になればとも思うのですが、現状ではそうはいかないのでしょうか。。。

ちなみに記事に「韓国は来年8月にNASAと協力して月周回衛星を打ち上げ」とあります。NASAが提供するのが、月の永久影を撮影するShadowCamというカメラ。実はこれを僕の現在の研究に使おうと目論んでいます。
小野さんの解説に加えて言うと、おそらく韓国は国内でロケットに使われる全ての部品を調達できないです。結果、アメリカ製などの部品を使う必要があり、それがITARなどの輸出規制に触れてロケットの可用性が下がります。おそらく自国の衛星しか打ち上げられない。
よく日本製鐵の技術流出が話題になりますが日本の特殊鋼技術は世界でもトップクラス。だから高性能の治具が作れるので高性能の工作機械も作れます。CFRPはTORAYが世界一。高性能のジャイロなどもなかなか技術レベル高いです。この辺が韓国はキツいと思います。
逆に言うと、地理的にも恵まれ、国防に関わる技術をすべて自国で調達できて、マーケットもあり、人材も豊富なのに国が宇宙産業育成にぜんぜん力を入れないのは不思議です。
「アルテミス協定」というものは存在しておらず、「アルテミス合意」という政治的合意があるだけ。韓国は合意には参加するが、アルテミス計画に参加する(できる)かどうかはこれからの話。
「韓国は2022年、月軌道船を打ち上げて、2030年までに韓国の発射体を利用した月着陸を実現する。韓国は韓国の衛星を韓国が作った発射体に載せて宇宙に打ち上げることができるようになった。また民間が革新的な宇宙産業を主導するニュースペース競争に本格的に参入することになった」(3月、文在寅大統領)という言葉を聞くと、米国の協力がなくとも韓国が宇宙開発の第一線に躍り出たように聞こえたのだが。
韓国人の学生達に、中国の火星探査や日本のはやぶさの話題をふられて、それに比べて我が国の宇宙科学は...と質問・相談を受けたので、各国の科学技術政策を議論した上で、「たとえ相手がどんなに強大でも、自分の今いる位置を客観視した上で、自分のいる場所で自分が将来仕事にする分野で立って戦え、ファイティングポーズを忘れるな、でも平和的に!」と激励しました。
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