2021/6/1

【10分教養】少数民族を学べば「ウイグル問題」がもっとわかる

NewsPicks編集部
日本企業のビジネスに影響が及び始めたことで、認知が進んだウイグル問題。今年に入ってからの一連の報道で、初めて背景を知った人も多いだろう。
しかし、共産党とウイグル族の対立は、約70年前の政権成立直後から続いてきた。政策に変化はあれど、毛沢東時代から抑圧がなされてきたわけだ。
そうした中で、なぜ今になって問題が取り沙汰されるのか。そもそもウイグル族と共産党の対立には、どのような歴史があるのか。
ウイグル問題への理解を深めるためには、中国の少数民族政策について知る必要がある。南山大学の星野昌裕教授による解説をお届けする。
INDEX
  • 自治区に「自治」はない
  • 不公平な「アメとムチ」政策
  • ウイグルよりも「漢族」優先
  • 弾圧強化「2つの背景」
  • 世界で広がる「民主vs専制」
  • あなたの会社も「無視できない」