アップル、決済関連の幹部職で仮想通貨経験者を募集-コインデスク
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Appleの求人全文を読んでみました。
まず、職種は「Business Development Manager – Alternative Payments」とあるので、暗号資産がメインではないですね。
AppleにはWPC(Apple Wallets, Payments, and Commerce )チームという組織があり、そこで新規決済サービスの開発を牽引する人材を求めているようです。
デジタルウォレット、BNPL、ファストペイメント、暗号通貨などの事業会社での5年以上の業務経験を求めているようなので、もっと言えば暗号資産の経験がなくとも良いという文脈に受け取れます。
米国におけるウォレット競争は熾烈で、SquareやRobinhoodなど、GAFA以外のFinTechプレーヤーも総合金融サービスで決済+αの機能を提供することで存在感を増しています。
Appleとしても顧客接点を失わないよう、新しいトレンドに乗っ取った機能拡充を進めたいという思惑があるのではないでしょうか。
注目のコメント
Apple Payの機能アップが停滞していることに対する懸念から新たなリーダーシップを求めているのではないでしょうか。Google Payは2020年11月にアプリを刷新。今年に入ってから、Google Mapでの支払い、3つのSaving機能追加、国際送金と矢継ぎ早に機能を拡充しています。
BNPL後払いやファストペイメンツ、仮想通貨などの代替決済も視野に入れているとは。決済領域ではBNPLが大ブームになっています。Pay in 4やPay in 3という分割払いです。AffirmやAfterpay、Klarna、PayPalなどがしのぎを削っています。
ファスタペイメンツは世界各国で24/7のリアルタイム決済ネットワークが進展しているのを睨んでのことでしょう。仮想通貨に関しては、多分CBDCを前提にしていると思われます。欧州は2026年のデジタルユーロ実用化を発表しました。
Apple Pay対Google Payの争い。目が離せません。"「デジタルウォレットやBNPL(後払い)、ファストペイメンツ、仮想通貨といった代替決済を手掛ける事業者での勤務経験もしくは同事業者との業務経験を持つ人材」"
仮想通貨関連の経験「だけ」が求めているのではなく、1つの経験として仮想通貨の経験「も」求められているようですね。