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ロシア、北極圏で軍事力強化 米中に優位保つ

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    北極海にあるロシア軍のナグルスコヤ航空基地の鉄筋コンクリート製滑走路の最終延長工事が完了して、最新鋭のジェット戦闘機や戦略爆撃機がこの基地を利用できるようになったそうです。
    同基地は、温暖化によって年中稼働できる状態になったと昨年ロシア軍がコメントしています。同基地を発着した戦闘機は、米国のグリーンランドの基地に1時間以内、ニューヨークに2時間で到達できます。

    北極圏はロシアにとって、北極海航路と呼ばれる3航路のうち最も利用が進んでいる北東航路を自国排他的経済水域(EEZ)内に持ち、石油や天然ガスの採掘を行なっている(米国地質調査所によれば、北極圏には世界の未発掘の石油の13%・天然ガスの30%が存在)観点から経済的に、そして安全保障面でも重要な地域になります。
    温暖化の進行によって、既に真冬の2月でも北極海航路の利用は実現しています。
    他方、北極海航路の利用は海氷の減少と温暖化の進行、生態系への悪影響などが懸念されており、ナイキは同航路を利用しないことを宣言(2019年)しており、今後どの程度このような動きが広まるか気になります。重要なのは、特に利用数が多いアジア向けLNG船の利用有無です。

    なお、中国は、グリーンランドやアイスランドへの影響力行使を通じて「氷のシルクロード」などの北極圏への勢力圏拡大を狙っています。
    米露の外務大臣を含む関係者が出席した先日の北極評議会では特に目ぼしい成果はありませんでしたが(合意が難しい事項が多いはず)、米国務省が、北極圏は紛争のない地域であるべきことを強調する内容を発表していました。

    ※レイキャヴィク宣言
    https://oaarchive.arctic-council.org/bitstream/handle/11374/2600/2021%20Reykjavik%20Declaration%2020-5-2021.pdf?sequence=1&isAllowed=y


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