[ブリュッセル 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は25日、EUと英国の関係悪化の原因は北アイルランド議定書に伴う問題ではなく、英国のEU離脱(ブレグジット)自体にあるとの見解を示した。

同委員長はEU首脳会議の初日を終えた後の記者会見で、全27加盟国は北アイルランド議定書の完全かつ的確な履行以外の選択肢はあり得ないとの認識で一致したと説明。「EU単一市場の完全性を守りつつ、北アイルランドの平和と安定を確保する上で、議定書は唯一可能な解決策であると強調することが重要」と語った。

「もし、いま問題が起きているならば、それは議定書が原因ではなく、ブレグジットの結果であることを忘れるべきではない」と付け加えた。