「中国製ワクチンはいらない」ベトナムが見せる意地とプライド 中国製品にさんざん痛い目に遭わされた苦い記憶
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中国国家衛生健康委員会の幹部が中国の新型コロナワクチンの生産能力が年間50億回分(!)に近づいており、2021年中に30億回分以上を生産できる見通しだと言っている。世界が求めているワクチンを大量に生産できる中国製ワクチンの人気がイマイチ。
ベトナムはインドシナ半島に位置しながらもラオス、カンボジアとは違って「地域大国」として中国だけでなく米国、ロシア、英国製のワクチンも活用しながらバランス外交に苦心しているのだろう。ベトナムで仕事をしていると確かに中国への嫌悪を感じることはあります。それでもビジネスでは日本企業より選択されることも多いのが実情。名より実を取るというところでしょうか。しかしそれも時間の経過と共に自国の自立を目指す思いが強くなってきたのだと思います。