中国のフィンテックWalletsClubは世界で使える「eウォレットのためのVisa」を目指す
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電子決済プラットフォーム間のクリアリングシステムを作るというこの会社の目標はあまりにチャレンジングではないかと思うも、海外労働者は母国への送金にWestern Union等の既存の送金業者を使っているという指摘は日本でも今後のいわゆる給与のデジタル払いとも関連するので、この会社の話題とは別に考える必要はあると思う。
デジタル払いの労働者側のメリットは給与の支払いタイミングの柔軟化といわゆるunbankedへの対応がありますが、デジタル払いに伴う規制や給与を日本国内で使う事を考えると当面は日本国内の電子マネー業者だけの対応になると思います。
となると日本で働く外国人労働者が電子マネーで受け取った給料から母国に送金するには、当面はATMから物理的に現金を引き出してWUに振り込む、となるのかな。キャッシュレス社会どこ行った。
ですので米国のGoogle Payが最近対応したようにウォレットとWUやWISEといった送金サービスの直接連携や、あるいはこの会社が目指すような国境を跨いだ異なる電子マネー業者間での送金といった解決策は必要になるでしょう。確かにこれはうまくいけば市場はでかいですね。中国内では支付宝とwechat payが相互乗り入れ出来れば画期的ですし、日本ではSBが先に目をつければpaypayが他の決済と相互乗り入れして勝負が決まってしまうかもしれません。シンガポールとインドネシアにも同様のこと考えてる人はいるでしょうから、この行方はちょっと見ものです。