新着Pick
145Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
ようやくいわゆる現代建築のカテゴリが殿堂入りですね。どう考えても近々当確だったとは言え、まだ現役で使われている名建築が歴史の一部としてもお墨付きを得るのは、なかなか感慨深い。

既に多く解説されているように、丹下健三の代々木第一競技場は、主となる懸垂構造(つり橋のような部分)と、さらにそこから直行方向に二次懸垂面(葉っぱのような屋根面)を吊り下げ、それらを固定する客席のコンクリート構造をそれらのカウンターウェイトとなるように外側に傾くアーチ的な配置として力学的にバランスさせるという相当にアクロバティックな構造をとっていて(吊り構造を組み合わせるとか力学的にも構法的にもかなりハードル高い)、2021年の今建設するとしても相当チャレンジングな建築。

技術面だけでなく、動きや力(スポーツの根源的な要素として)、日本の伝統的建築美までをも見事に融合・体現するという、いろんな要素が高密度に詰まった結晶のような建築物。そんな複雑な構造体が、コンピューターもなしに巨大模型と手計算、ほとばしる時代のエネルギーとの融合で実現されたとかもうガイアも100回くらい夜を明かせそうな、まさに日本の高度成長期そのもののようなプロジェクトだと言える。

同時に、高度成長期の日本はある意味「勢いにまかせて」その時代「だけ」を体現しすぎたために、21世紀の現在の社会にも、新しい法律やテクノロジーにも適合しない、とはいえ大規模改修やメンテナンスを継続することも難しい建築物を、日本中に大量に生み出してしまったことも現実で、現在それらの維持や保存が全国で急速に地域経済の負担になりつつある。

あらゆる建築物をその象徴的意義だけで保存することは難しいとはいえ、現代のビジネスとテクノロジーの文脈なら、それぞれの建築物に固有の文化的価値、地域社会に共有された記憶や物語、形や素材として建築物に刻み込まれた時代の意志のようなものをこれまでとは違う形で編集・共有し、新しく価値化する可能性も広がっているはず。

少しでもそうした時代の遺産としての建築物が、狭小な市場価値や維持コスト、個別の所有者の短期回収効率といった枠組みを超えて、新しい価値を持続的に生み出し得る代え難いコンテンツとしてより有効に活用できるしくみ、法整備を早急に整えていきたい。それは新しい可能性でもあり、時代の義務でもある。
1964年築で「最年少」の重要文化財になるのですね!

丹下健三氏の手になる国立代々木競技場は、まさに「前の」東京オリンピックのサブ会場として建設されました。記事中にもあるように屋根全体が吊り構造(大きい方が二本の主柱から吊り橋のように、巻貝のような小さい方が一本の主柱からワイヤーロープで吊り下げられている)でありながら、優美な外部意匠と観客と選手が一体になるような広大な室内空間を実現している。この時、丹下健三氏は50歳前後。まさに脂の乗り切った年頃だが、私は氏の作品でも、これは最高傑作の一つに思う(同じ年、同じく傑作中の傑作、東京カテドラル聖マリア大聖堂も竣工している)。

この時期の丹下健三氏の建築は大胆な建築構造技術を用いることで、外装内装ともに人々に独自の体験を提供するものとなっている。構造だけでなく、例えば国立代々木競技場では制震目的に初めて油圧ダンパーを用いるなど、最新技術を惜しむことなく採用しつつ、施設に付随する周辺施設や景観とのバランスを配慮した配置計画を心掛けるなど、細部に至るこだわりを見せている。

しかし一方で、多くの建築ファンが嘆くように「耐震性の不備」や「経済性」を理由に、このような戦後高度成長期の名建築の多くが取り壊されている。同じ丹下健三氏の手になる1980年代の名作、赤坂プリンスホテルは、わずか30年足らずで解体、跡地には六本木ヒルズやコレド日本橋を手がけた米国の設計事務所と日建設計によるなんてことのないビルへと変わってしまった。

今まさに建築好きの中で話題の一つに黒川紀章氏の中銀カプセルタワービルの取り壊し問題がある。古い古いと言っても竣工は1972年。同じく建て替えが発表された前川國男氏による東京海上日動本社ビルは竣工1974年(当時は景観問題でやり玉に上がったらしい)。

様々な「文化財」足りうる近代建築が次々と消えていく中で、とても素晴らしいニュースだが、これを機にもっとそうした「ちょっと古い」建築にもっと光が当たって欲しい。
これは素晴らしい!と同時に、そりゃあまぁ当然でしょ、とも思います。

日本の近現代建築を海外の方に紹介するとしたら、原宿の代々木競技場から表参道を抜けて根津美術館までそぞろ歩くと思いますが、代々木競技場は、日本の近現代建築の至宝であり、我々の誇りです。

「美しきもののみ機能的である」と語った丹下さんの言葉に代表されるように、ここまで見事に、無駄がなく構造そのものが美しく、そして力強い建築物を、ぼくは知りません。

そしてさらにいうと、上空から見た時の大小2つの巴型が並ぶ姿も、深淵に日本的なるものを想起させる。日本建築の妙って、屋根にあるんですよね。そしてその屋根を支える構造や意匠が日本建築の粋を感じさせる。

とにもかくにも、代々木競技場は比類なき文化財。大変に喜ばしいニュースですね。
これが文化でなければ何が文化になるのか、というレベルの建築だと思います。

代々木競技場は、世界初の技術が盛り込まれたテンション構造なのですが、このワイヤー含めた施設の維持修繕費は膨大になります。近年の耐震改修もかなり大掛かりでした。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00012/120900021/

普段なら公共施設の収益性を口酸っぱく批判気味な私ですが、代々木競技場は許してあげてください!

葉村さんもご指摘されているカテドラルと代々木は、建築業界では伝説級の建築です。この2つは、申し訳ないですが、お金かけてでも面倒みてあげてください!m(_ _)m

世界最先端の構造技術を取り入れつつ、それを意匠表現として昇華する、世界を驚かせた建築です。日本は建築のノーベル賞と言われるプリツカー賞の受賞者が最も多い国なのですが、丹下さんの功績、とりわけ代々木やカテドラルのインパクトが大きいのではないかとさえ考えてます。つまり、建築先進国・日本を確立した金字塔的建築。以上、業界の末端からの感想です。
葉村さんのコメントに共感します。
文化的価値の高い建築物は築年数とは関係なく、文化財として保全していってほしい。それが結果として、文化資産だけでなく、観光資産にもなるはずです。
また、個人的に大好きな建築なので、今回の重文指定を嬉しく思っています。上京して最初に見に行ったのはこの建築でした。
とっても好きな建築のひとつです。

意匠設計の丹下健三は構造に造詣が深く、構造設計はデザインへの理解の深い坪井善勝。二人の議論を傍から見ると、どちらが意匠でどちらが構造なのか分からなくなるなんてエピソードも。

あとマニアックですが、誰も言及してないので。
この建物は普通の吊り構造ではないんです。一部ワイヤーの代わりに鉄骨を使っていて、実は単純に吊っているだけに見える屋根も曲線がデザインされています。
ワイヤーを鉄骨にしたら、構造的なバランスや工事難易度に問題は?と思われますが、これもすごいアイデアで解決しています。とても面白いのですが、ここでは説明しきれないし専門的すぎるのでご興味があればぜひ!(キーワードはヒンジ、反曲点などです)
都内と関西の2拠点ですが、兵庫、滋賀と福井には訪れたいですね。建築様式も時代、時代で変わりますがplateauのようにデジタル化して保存もして欲しいですね。
文脈で判断したら何とかなりますが、「最年少」「重文」という表現のせいで見出しの意味がすぐには伝わってきません。
関連記事一覧
国立競技場、球技専用を撤回 イベントなど活用しやすく
日本経済新聞
98Picks

大リーグ・大谷翔平が選手間投票の最優秀選手に 日本選手で初めて
毎日新聞
65Picks

藤井聡太二冠が勝利 最年少「三冠」に王手
FNNプライムオンライン
23Picks

史上最も混戦!? 30名候補発表のバロンドールは大本命不在、その中でも最有力は
フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
9Picks

【JRA】日米オークス制覇の偉業達成 2005年の最優秀3歳牝馬シーザリオ死す
東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
6Picks

普段は真面目な女子高生 「最年少で唯一」のプロボウラー誕生
毎日新聞
2Picks

ブンデス「最年長」vs「最年少」直接対決なるか!フランクフルト公式が両者の経歴をユーモアたっぷりに紹介
サッカーダイジェストWeb | 専門3誌のオリジナル記事が満載!
2Picks

プレミア月間最優秀賞は絶好調マンCに。最優秀選手はギュンドアン
フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
2Picks

CL最年少デビューの神童、14歳で決めたUEFAユースリーグ最年少ゴールもすでに規格外
フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
2Picks

セルビア戦、最高評価は当然! それに並んだたった一人の存在とは?【日本代表どこよりも早い採点】
フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
2Picks