「3組に1組は離婚」は本当か?データで徹底検証
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私は講義では本稿に出てくる特殊離婚率(婚姻件数分の離婚件数)を「離婚打率」と呼んで説明しています。単年度の数値はもちろん意味がないのですが、離婚は1998年から23年連続で3割を打つ強打者!イチローでも17年で止まりました。しかも2010年代は3割5分。「いまどき結婚するというのは全盛期のイチロー相手にマウンドに登るピッチャーのようなものだ」と伝えています。男子学生が4人いれば、1人は結婚せず、残り3人は結婚するけど、1人離婚、というとようやくリアリティを持ってくれます。
1人が複数回離婚するケースがあるので、上記のたとえは厳密には不正確ですが、離婚のことについて学校では習わないので、「養育費はいらないから別れて」は絶対に言ってはダメ、とか「養育費の支払いを確実にしたければ公正証書を」とか離婚をめぐる知識を自分のこととして考えてもらうよう心がけています。
注目のコメント
書きました。
「3組に1組は離婚」というのは間違いだという学者がいるのですが、むしろその指摘の方が間違いで、30年間でみれば実質作られた結婚のうち3割は壊れています。未婚化によって結婚は作られず、離婚によって結婚は壊されていく少婚多離の時代です。
記事にも書きましたが、自由恋愛による恋愛強者の結婚比率が高まれば高まるほど離婚率は増えます。結婚も離婚も恋愛強者の自家発電だからです。3組のうち2組は、結婚生活を続けてるんですね
正確な数字もたいせつですが、「何に目を向けるか?」意識の向け方のほうが大事なように思います。「離婚が増えてる」ことよりも「多くは、家族であり続けている」ことに注目し、「もっと夫婦が家族がHappyでRelaxできる時間を過ごすには?」を考えるのはどうでしょうか?
ガッキーショック直後で、だれしもが2人の行く末を見守りたくなる時期ですが、我が家にこそ目を向け、より楽しく、より健やかに過ごせる場をつくることができるといい。2人だけ家族だけでなんとかしようとせず、開いた家族が増えることも、少子化対策の1手かもしれません