[20日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は20日、量的緩和の縮小を巡り、連邦準備理事会(FRB)は早めに検討すべきとの考えを改めて示した。

カプラン総裁は、米経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に持ちこたえ、改善しているとし、「現時点でアクセルからゆっくりと足を離すことが賢明だろう」と述べた。

大規模な財政刺激策は需要押し上げに寄与したとした上で、FRBによる債券買い入れ継続は、金融および住宅市場の不均衡を助長する可能性があると指摘。「金融政策が財政政策の変化に適応することが重要」と述べた。

また、個人消費支出(PCE)価格指数の高止まりが少なくとも年内は継続することが見込まれるとしつつも、その後の動向は不確定との見通しを示した。