新時代の雇用制度、理想はジョブ型とメンバーシップ型の「ハイブリッド」だ - 新時代のマネジメント&組織戦略
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メンバーシップ型の課題として、誰も専門家でない(文系で)組織で、海外のグローバル企業と戦えますか?と問いたい。
例えば、優良米国企業では、CFOや企画の人たちは、会計士かMBAで、その上で事業を理解してアドバイスができます。資本コストを意識した、効率の良い投資を行い、企業価値を高めます。
日本企業では事業部門の中で計数管理の得意な人を企画にしますが、会計とファイナンスのプロフェッショナルではありません。資本コストとか企業価値とか言われても分かりませんよね。本社の経理の人は決算はできても、事業から遠いです。
事業企画の人たちは、計数管理だけでなく、総務やら人事やらさまざまな仕事をこなすそうです。専門知識なしに仕事して大丈夫なんでしょうか。プロに任せた方がいいのでは?
いずれにしろ、ジョブ型は何かを知った若者たちは、営業も人事も経理も担当するよりは、専門分野を磨く方に進んでいくでしょう。だんだん日本も変わっていくと思います。簡単な話。
営業を例に出して説明するが、昔は「アポを取る→訪問する→成約後のフォローをする」を一人で行っていた。
今は営業という職種はない(極端に言うと)
アポを取るのは、インサイドセールス。
訪問するのは、フィールドセールス。
フォローするのは、カスタマーサクセス。
みたいな分業制に変わってきて、それぞれに専門性が求められるようになっている。
明らかにジョブローテーションしながら育てるよりも一個のことに集中した方がいいのは間違いがないので、メンバーシップ型の採用だけだとうまくいかないよなーと思う。メンバーシップの弊害
1.内集団バイアス……自分たちは優秀だ、よそものを評価しないという意識
2.集団的浅慮……異議が唱えにくい、オープンイノベーションが進まない
3.多様性への不寛容……中途採用者をよそもの扱い
4.フリーライドの許容…働かない人も高い給料、温情人事
うん。なんとなくありそう。
それに比べてジョブ型の弊害の記述が、、、
1.協働……多くの仕事は一人で完結しない。チームビルディングを意識すべき
2.組織市民行動……仕事と仕事の間、組織と組織の間にある仕事を拾う人がいなくなる
3.カルチャーフィット……経験やスキルからジョブを担えても、仕事に向かうスタンスや仕事の仕方が合わないというケースも
4.適職……自分が向いている仕事を自分で理解していることが前提になるが、若手を中心に実際はやってみないとわからない場合も多く、機会を喪失する可能性も
5.育成……まったく新しい環境に適応する過程で人は成長するが、ジョブ型だと異動させにくいので育成の可能性をはばむことも
なんかレベル感とか視点とかメンバーシップの弊害と比べて全く違くないですか?