天然ガスを脅かす蓄電池、変わる米電力業界
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コメント
注目のコメント
最近の米国の電力分野への蓄電池の導入は、こうした背景があるんですね。その理論的根拠が蓄電池の価格が下がったということですが、そこまで蓄電池が安くなったとは思えません。
しかし以下の蓄電池のコストだと記事には書かれてましたが、幾らLG製で安くなったとはいえ、kWh数万円が相場の定置用蓄電池の価格が、MWhあたりで約1万5千円というのは、単位を間違えてるとしか思えず。
>投資銀行ラザードによると、そのような蓄電池の放電コストは1メガワット時(MWh)当たり最低140ドルで、供給不足の際に需要に応じて稼働する「ピーカー」発電所では、最もコストが安いプラントで1MWh当たり151ドルだ。
また似たような構成の船舶向けのLG製蓄電池は、火災引き起こしてますし。ノルウェーのCorvus(住商が合弁会社を設立)がパックにしてますがセルはLG製です。こういう、社会構造の転換による「座礁資産」のコストって誰が負担するのだろう。事故原発の廃炉費みたいな分かりやすいトピックは会社だ国だと議論があるけれど、ここでいう石炭火力やガス火力は?運営会社か、それを支える金融や投資家か、消費者か、国か…
そりゃ誰かが負担しなきゃ構造は変わらないのだけど、負担の覚悟を持って転換しようとしてるのか、負担の覚悟をしてる人と転換しようとしてる人が同じ層なのか(いやこれは違う層が経済ゲームを仕掛けてるって話でもいいのか)、とか思ってしまう。