【山口揚平】教育で一番大事なのは「教育しないこと」
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強みより天才性。自分を「さがす」前にまず「はがす」。組織のカルチャーとある種の狂気とは言いますが、個人あるいは生物の天才性は何かの外れ値、常識からの逸脱やジャンプなのかもしれません。
だからこそ逆に、その逸脱を許容される環境、かつてでいえば家族という絶対的信頼性と愛が大事だった。安心なくして挑戦なし、ですね。
つまるところ、ベースラインとしての安心を担保してくれるメンターと、自らのトンガリを挑戦へとつなげてくれるマスターの存在が重要、ということでしょうか。興味深い。
若干ずれますが、個人的には、これからの教育の4CはCritical thinking=批判的思考、Communication=コミュニケーション、Collaboration=協働、Creativity=創造性だと思っています。
より根本的には、自らを深く知り、変化に対処し、意味をつくる力。つまり、自分を形づくるOSを理解し、OSをアップデートし続け、ワクワクできるアプリケーションを動かす力。
注目のコメント
スルースキルの次、頼るスキル、頼る力だと思う。
経営人材の最重要スキルと言われるインテグリティのある人とは、信頼される力が有るが、同時に人を信じ、頼る力も持っていることが多い。
優秀だが、チャームがある。
相手の緊張感をほぐす力が人を呼び、チャンスを呼び、知見を呼び、その人の可動域を広げて高いパフォーマンスにつながるなど好循環を生んでいる。
人は頼ること、相談することによる闇抜けや突破を経験し、次は頼られる人、相談されるひとになる。
家族や組織がセーフプレイスとして機能してはじめて人は挑戦できる。
『安心して挑戦する』一見矛盾するように見えるこの2つの成立なんだと思う。「教育には、動物をしつけるイメージの教の部分と、植物を育むイメージの育の部分があり、育のほうが忘れられがち」という河合隼雄さんの指摘通りと私は常々考えているので、「教育しない」というのは言いたいことはわからないでもないですが、ややミスリーディングと個人的には感じました。
誰にでも備わるという「天才性」をどう見いだせばよいかを山口揚平さんに伺う、インタビュー後編です。
親や学校が押しつける固定概念が天才性を阻害してしまうならば、自分の子どもにはどう接すればよいでしょうか?と伺ったところ、山口さんから返ってきた「教えようと思うことをやめる」という答えにドキッとしてしまいました。
ますます天才性を問われる時代を生きるであろう次の世代に、私たちができることは何なのか。私自身、とても考えさせられるインタビューとなりました。