(ブルームバーグ): 米アップルは複数のノート型およびデスクトップ型パソコン(PC)を対象に新製品を発表する準備を進めている。新製品はより高速のプロセッサーが搭載されているだけでなく、デザインが新しくなり、外付けデバイスとの接続性も改良されている。アップルはプロセッサーを従来のインテル製から自社製へと切り替えを加速させている。

事情に詳しい関係者によれば、アップルはハイエンドのノート型PC「MacBook Pro(マックブック・プロ)」やマスマーケットを狙ったノート型PC「MacBook Air(マックブック・エア)」、デスクトップ型PCの「Mac Pro(マック・プロ)」や「iMac」、「Mac mini(マック・ミニ)」など幅広いマック製品を対象に改良する。

新たなデザインのマックブック・プロは今夏の初めにも発表される見通しだと、同関係者が匿名を条件に明らかにした。マックブック・プロに続いて改良されたマックブック・エアや新たなローエンド版のマックブック・プロ、完全リニューアルされたマック・プロが発表されるという。アップルはハイエンド版のマック・ミニやより大型のiMacにも取り組んでいるという。プロセッサーは自社製を取り入れる。現在の自社製「M1」チップと比べて性能や機能が大幅に向上すると、同関係者は語った。アップルは昨年秋からインテル製のプロセッサーをM1チップに切り替え始めた。

アップルの広報担当者はコメントを避けた。

原題:Apple Readies MacBook Pro, MacBook Air Revamps (Correct)(抜粋)

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