コンテナ運賃、北米東岸FEU当たり7000ドル超。上昇歯止めかからず

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注目のコメント

• 松田 琢磨

  拓殖大学商学部国際ビジネス学科 教授

  ・2021年05月18日

  FEUは40フィートコンテナ一個、ということです。スエズ運河周りの船舶も多いルートである、上海発北米東岸向け運賃指数が40フィートコンテナ当たり7,378USDとなり、1か月ちょっとで約2,000USDの値上がりとなっています。上海発北欧州向けも20フィートコンテナ当たり5,000ドルを突破しており、私は何度コーヒーを吹けばよいのかわからない状況です。
  
  値上がりの大きいのはスエズ座礁事故の影響を受けた航路が多いです。北米東岸については、北米西岸の混雑を避けて輸送量が増えてきていたところにスエズ座礁事故があったというダブルパンチです。実勢レートではさらに高いようです。
  
  また、今後についてもドイツ船社のハパッグロイドが、6月中旬からアジア発北米向けコンテナ輸送で40フィートコンテナ一個当たり3,000USDの値上げを宣言しております。市況が落ち着くにはもう少し時間がかかりそうな情勢になってきました。