記録的な早さの梅雨入り カギは偏西風 梅雨明けも早いの?(毎日新聞)
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今シーズンは、4月に猛烈な強さにまで発達した台風2号が発生して以来ちょっと夏めくのが早いイメージはあります。特に5月10日ごろから急に前線が九州付近まで北上してきたことから、いま東海地方まで梅雨入りしているような状況です。この急な北上には、まず太平洋の赤道付近で積乱雲の活動が活発となり、その北側にある上空の高気圧を強めるように作用したことと、インド洋の西部でも積乱雲の活動が活発で(その後サイクロンが発生します)、これがインド付近の上空の高気圧を強めたことでジェット気流が北上したことが大きく関連しています。いまサイクロンはムンバイの西に上陸して弱まりつつありますが、もう数日はジェット気流が北上した状態が続きそうです。
このまま沖縄は梅雨明け、関東も梅雨入りとなりそうな勢いがありますが、今週末くらいからジェット気流がやや南下し、前線も本州の南にまで南下するような予想に変わってきています。17日には関東地方も梅雨入りかと思われましたが、おそらく気象庁はここ数日の関東地方の悪天は「走り梅雨」であり梅雨本番ではないと判断しているのでしょう。
記事にもあるように、梅雨入りが早いから梅雨明けも早いという単純な関係が成り立つわけではありません。21~22日ごろには本州付近に低気圧や前線が進んできて、西日本から東海の多いところで200mmを超えるような大雨の可能性も出てきています。梅雨時はとにかく大雨に注意が必要なので、今のうちに気象庁ウェブサイトの使い方に慣れておくとよいでしょう。