大学生の今春就職率、96%に コロナ影響、前年比2ポイント減
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10年前、高校生向けの進路講演会でよくこんなことを伝えていた。
今の時代は選びさえしなければ誰でも大学に入学できる大学全入時代になりました。
全入時代と聞くと一見「全員大学に入れるなんて教育機会の平等で豊かな国だ」なんてポジティブな印象があるけど、全くの逆。とんでもない。
全員大学に入れるということは、優秀な人、優秀じゃない人が極端に二極化し、二極化してることさえも気付きづらい、より自己責任が求められる厳しい時代になったということ。
と説明していた。
就職も同じことが言えるのではないでしょうか。
2011年リーマンショック時に就活した組ですが、社会の厳しさ、就職することの難しさを社会人になる前に経験できた方が長い社会人人生においてはポジティブのように思います。
注目のコメント
リーマンショック時は2年後の2010年度就職率が最大の落ち込み幅だったことからもわかる通り、新卒採用は景気の遅行指標です。
このため、大学生の就職率は来春さらに悪化する可能性が高いでしょう。日経新聞が3月に発表した主要企業2213社の調査では前年比1.4%減だったのですが、全体で見ると減少幅が大きくなりましたね。
ちなみに、現在行われている来年度の新卒採用は同じ調査で2.6%増の見込みです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ16DGG0W1A310C2000000/