2021/5/20
【1分まとめ】海運3社の好調決算から読む「世界経済」の今後
物流業界の動向は、実体経済を反映する。
特に、海上輸送は、日本の貿易の99%(重量ベース)を占め、日本の貿易を担う存在だ。
輸送するモノは多岐にわたる。
自動車をはじめ、家具やトイレタリー製品など日用品、衣料品、穀物、木材、紙、鉄鉱石や石炭、石油やガス、工作機械、医療用品など、あらゆる物資が海上を行き交っている。
日本の海運業界には、大手3社がある。
- 日本郵船(NYK)
- 商船三井
- 川崎汽船
この3社の2020年度決算が5月10日に出そろい、日本郵船と川崎汽船が過去最高益、商船三井も大幅な増益となった。ただ、2021年度の業績は3社とも減益を見込んでいる。
なぜなのか。各社の最新決算を分析しながら、日本経済と世界経済のこれからを占う。
INDEX
- コロナでコンテナ船ブーム
- 今年度はコロナの反動減も
- 自動車輸送船は「改善」
コロナでコンテナ船ブーム
まず、海運大手3社の2020年度決算の概況を簡単に見ていこう。
【日本郵船】
売り上げ:1兆6,084億円(3.6%減⬇️)
経常利益:2,153億円(4.8倍⬆︎)
最終利益:1,392億円(4.8倍⬆︎)
*カッコ内は2019年比
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