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台湾では中華航空のパイロット全員が14日間隔離となり、輸送能力にも2割程度の影響が出る見込み。半導体輸出やワクチン輸入のサプライチェーンに打撃。またシンガポールは最近、対面での国際会議を再開してきた。6月には菅総理も出席すると見られているアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)を予定しているが、その開催にも影響が出るかもしれない。
>台湾では16日、域内感染が新たに206人確認され、累計で計550人になった。空港など入境時の確認を合わせた総感染者1682人(死者12人)の約3分の1を占める。

日本での連日の『今日の感染者数は〜』の報道に慣れてしまっているせいか、総感染者数1,682人は「まぁ、増えてきたよね」的なイメージですが、そもそも台湾と日本では人口が5倍くらい違うので、日本に置き換えると、急に8,500人が感染した感じになります。

そりゃあ、警戒レベル、グッと上がるし、食料品の買いだめも起こるわな、と納得しました。
5/15でレベル3に上がりました。
スポーツジム、バーなどの営業が5/28まで、16時以降停止と政府より連絡。
https://m.news.sina.com.tw/article/20210515/38566366.html

また、そのまま通常営業しますと、6万元以上30万元以下の罰金があります。
https://www.moj.gov.tw/2204/2795/2796/111807/post
シンガポールには日本人現地人ともに知人友人がいますが、今回の決定を受けて誰しもが「(正直気が滅入るけど・・・、)政府を信じてみんなで力を合わせて1カ月乗り越えよう!」というノリなのが印象的。
政府に対するネガティブコメントを出せない国、というのは差し引いても、リスクコミュニケーションの大切さを感じさせます。
シンガポールの友人たちからも悲鳴が聞こえる。自分も昨年経験したが、一番つらいのは今週水曜から始まるHome-Based Learning。

同時にオフィスが一斉に出社禁止の方針なので、自宅から両親は電話会議、子どもたちはオンライン学習。シンガポールも住宅事情は決して恵まれていないので、全部が同時に起こるとストレスレベルが相当なもの。

ただ昨年のロックダウンとその後の厳格な運用で抑え込んできた経緯もあるので、厳格化そのものに疑問を投げかける人はいない。耐える時だ。
そりゃいつかはこうなる。感染者少ないとワクチン入るのが遅くなるし、良いことない。
変異株の広がりもあり、台湾では感染者数が増え始めているそう。
シンガポールの状況は下記をご参照。
【コロナ封じ込め優等生の台湾とシンガポールで感染急増、制限強化】
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-16/QT68C1T1UM0W01
両国の感染者数についてのオープンデータを定点観測したいのと併せて具体的な政策と対策による効果についてもひとつのベンチマークとして分析したいですね。個人的にはどんどん変異していく生存能力の高さに対して人類のこれまでの歴史が示すように適応して打ち克って欲しいです。