自民党 半導体産業強化で議連連盟設立へ
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半導体の研究に携わった時期がある身分としては今回の話は嬉しく思いますが、まずは客観的にコメントします。
政府は半導体という厳しい世界を甘く見ているのでしょうか?
少なくともLSI(いわゆるCPUに使われます)関連で言えば、極限なまでの微細化が進んでおり、正直今から産業強化とか言ったところで、世界に追従できる気がしません。(もちろんビジネスとしては最先端を突き詰める事だけが解ではないですが)
半導体産業を強化するためには数億レベルの製造装置(当然何台も必要)のみならずクリーンルームや洗浄用化学薬品等膨大な投資が必要です。またそれだけでも全然ダメであり、その上で各種装置での最適な製造条件出しという凄まじく時間のかかる作業が必要となります。
しかも上記サイクルが1回では終わらず、技術世代が進む度(おそらく数年単位で)、サイクルをやり直す必要があります。
以上より「なんとなく産業強化してみました」では焼け石に水であり、凄まじいリソース投資が必要であることを再認識ください。中途半端な投資では確実に失敗に終わりますので、やるなら心血かけて具体的なアウトプットを出し続けていただくことをお願いしたいです。(本気でやりたいんだとしたら、そもそも判断が遅すぎます。政府は現在半導体業界で働いている有識者にちゃんとヒアリングした上で今回の計画を立てたのか疑わしく思えるレベルです。)
パワー半導体開発や半導体製造装置の開発ならLSIに比べて勝ちの目はあるかもです(むしろ基礎研究としては日本は大きく進んでいる印象)。ただ、どうしてもLSI市場と比べると小さい市場 (半導体市場はほぼLSI市場です) となるため、投資判断が難しい所です。決して悪いことではないと思いますが、日本の半導体がなぜダメになったのかは、すでに論点は出尽くしていると思います。今から議連をつくっても、 ダメになった歴史をたどる勉強をするだけになるのでは、と懸念します。ルネサスの火災にしても、20年間も同じ設備を使うなど、設備と人材への投資ができなかったことが一因という指摘があります。あえて議連を作らなくても、やるべきことは官民ともにわかっているはずで、それをすぐにやるべきではないでしょうか。議連で議論している間に、競争相手の背中はどんどん遠のいていきます。
応援したいが、何を今更感はある。
「今後は半導体を制するものが世界を制す」とか、軍事力直結産業なので、大昔からそうでしょう。じゃあ、35年前の日米半導体協定は何だったのかと。
https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2018/12/post-11458.php?page=1
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00202/102000002/