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フランス軍は、NATOの一員でありながら、英国や米国とは異なる文化を持った軍隊です。例えば、以前、フランス製のヘリコプターは、ローター(回転する翼)の回転方向が米国や英国とは逆向きでした。操縦席に座って前を見ると、米国製のヘリコプターのローターは右から左へ回ります。下から見上げると時計方向に回るのですが、フランス製のヘリは反時計回りです。世界中で、反時計回りにローターが回るのは、ロシアとフランスだけでした。
また、中国で勤務している時に、フランス海軍の艦艇のレセプションに招かれて行った際、艦上レセプションの主賓は中国人民解放軍の軍人たちでしたが、レセプションの食事は他国に比べると質素でした。しかし、中国の軍人たちが退艦した後、招いていた西側の海軍武官たちを士官室に招待し、「さぁ、これからがパーティーだ」と言ったのです。
士官室で提供された料理はレセプションとは比べものにならないくらい豪華で、キャビアなども産地などの説明をされた上で出されました。しかし、一番驚いたのはバゲットでした。いわゆるフランスパンですが、フランス海軍の説明では、毎日、艦に装備されているパン焼き釜でバゲットを焼いているとのこと。「これがないと生活できない」との話には、さすがフランスと思ったものです。
そう言えば、世界の海軍は二種類に分かれます。ドライ・ネイビーとウェット・ネイビーです。ドライ・ネイビーとは、艦内でお酒を飲んではいけない海軍で、米海軍が代表です。海上自衛隊もドライ・ネイビーです。フランスだけでなく、英国等の海軍もウェット・ネイビーで、士官室にはクラシックな感じのバーの区画があり、カウンターに座って豊富な種類のお酒を楽しむことができました。
同じ軍隊であっても、お国柄や文化を反映しているのです。軍人と言えど、その国の人間なのですから、当然かもしれませんが。