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フランスには、太平洋海軍管区があり、フランス領ポリネシアのタヒチ島に司令部を置いています。太平洋地域にも多くのフランス人が居留しており、この地域で軍事衝突や政情が不安定な状況が生起すれば、彼らのエバキュエーション・オペレーション(避退作戦)を行わなければなりません。戦闘が激しくなっている状況から民間人を救出し、襲撃も予想される中を輸送しなければならない状況であれば、海軍力や強襲揚陸能力も必要であるということです。
また、フランス領ポリネシアは複数の諸島から形成されていますので、離島防衛はフランス海軍にとっても必要な作戦ということになります。
しかし、フランス海軍がインド洋で日米豪印と合同演習を、太平洋で日米豪と共同訓練を行うのは、この地域で軍事的緊張が高まっていて、衝突の可能性もあると考えるからでしょう。
政治的にも、新たな秩序が生まれる際には、その場所にいなければ、秩序形成やその後の権益確保が難しくなります。例えば、宴会に呼ばれた時に、参加していなければその場の話に加われず、仲間として認められないのを恐れて、顔だけでも出しに行くというのに似ているかもしれません。
日米豪仏の海上自衛隊・海軍艦艇の共同訓練実施。報道では「中国を牽制して」と表現するけれど、中国を挑発する意図は全くないのだから、「自由で開かれたインド太平洋の安定を維持するため」と書いてほしかった。今後は英国やドイツの艦艇が加わって共同哨戒活動を恒常化することで、この地域の安定度はさらに増大する。
小原氏のコメントにあるように、フランスは南太平洋にニューカレドニアや仏領ポリネシアを抱えているので、自国領を保護する意味合いに加え、日米豪との政治的結束力を重視しているようにも見える。さらに英仏は米国が1970年代から実施している、海軍艦艇による航行の自由作戦に数年前から参加しており、フランスも海洋の自由原則を重視するようになっている。なのでこの活動が対中牽制と言えるかどうかは微妙なところだろう。
Quadではなく、インド抜きでフランスを加えた四か国の合同訓練。フランスがここまでコミットするのはちょっと理解できていない。中国に対するけん制というよりも、置いてけぼりになりたくないという印象が強い。
フランスの太平洋における島といえば、いわゆる海外領土であるニューカレドニアや仏領ポリネシアなど。子供の頃、地図帳を見ながら、ここもフランスなの!?と驚いた記憶があります。

海外領土分も加味したフランスの排他的経済水域(EEZ)の面積は、以下のサイトでみると米国を少しだけ上回り、世界1位になっています(米国の方が上で、フランスを2位としているものもあるようです)。
https://www.worldatlas.com/articles/countries-with-the-largest-exclusive-economic-zones.html

今回のニュースから、フランスのシーパワーの側面を垣間見た気がしました。
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