[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツのロベルト・コッホ研究所(RKI)の14日のデータによると、同国の過去7日間の人口10万人当たりの新型コロナウイルス感染者は96.5人と、3月以降で初めて100人を下回った。

13日は103.6人、1週間前は約126人だった。

人口10万人当たりの感染者100人は、夜間外出禁止や私的な会合の制限、店舗閉鎖など、「緊急ブレーキ」と称される全国一律の厳しいルールを適用する目安となる。一貫して100人を下回れば、制限措置を緩和できる。

新規感染者は1万1336人、累計の感染者は357万7040人。死者は190人増え、8万5848人。

ドイツのシュパーン保健相は、感染の減少を歓迎する一方、「向こう6週間が7月と8月の状況を決めるだろう」と述べ、引き続き警戒を呼び掛けた。

首都ベルリンを含め、一部の州は11日、数日中に制限措置を緩和する計画を発表している。

ドイツはワクチン接種を加速させており、12日には1日当たりの過去最多記録となる135万回分以上の接種を実施。現在では人口の3分の1以上が少なくとも1回の接種を受けており、1割以上が接種を完了している。