2021/5/16
【最先端】東大発ベンチャーが仕掛ける「衛星画像」のサブスク
宇宙開発は、誰が行うか──。
人類が初めて人工衛星を打ち上げてから約60年、宇宙開発の主役は一貫して「国家」だった。
しかし、その状況はすでに崩れつつある。
イーロン・マスク率いるスペースXは野口聡一氏を国際宇宙ステーションに送り届けることに成功。ジェフ・ベゾスやリチャード・ブランソンといった世界の大富豪も、大金を注ぎ込んで開発を急いでいる。
そんな中、日本は世界に遅れを取ってきたのが実情だ。
そこで、NewsPicksでは日本の宇宙ベンチャーをリードする2社のトップを取材。民間宇宙時代における日本の勝ち筋をお届けしている。
第2弾の今回は、アクセルスペースを直撃。2008年に創業し、日本で初めて商用衛星を開発・運用するベンチャー企業である。
現在は、自社開発の超小型衛星を打ち上げ、そこから得たデータをもとにサービスを展開している。
合計5機の衛星を軌道に投入した今、どのように収益化を図るのか。
また、世界で戦える宇宙ベンチャーが、なかなか日本から出てこない背景とは──。
アクセルスペースの中村友哉CEO(最高経営責任者)に聞いた。
INDEX
- 衛星による地球観測網
- 「どこで何が起きているか」一度に把握
- 安全保障だけじゃない
- ニーズに合わせたサブスク
- 宇宙利用のプラットフォームに
- 開発にかかる時間とコスト
- 打ち上げ費用は「2億〜4億円」
- 日本の宇宙ビジネスは「恵まれている」
- 宇宙はビジネスとして魅力な場所
衛星による地球観測網
──アクセルスペースの衛星ビジネス「AxelGlobe(アクセルグローブ)」はどのような事業でしょうか。
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Editor's Choice
この連載について
今や、民間企業が宇宙開発を行うことは当たり前の時代になった。イーロン・マスクやジェフ・ベゾスといった大富豪が、巨大なビジネスチャンスめがけて参入している。NewsPicksは日本の宇宙ベンチャーをリードする2社のトップを直撃。「民間宇宙時代」における日本の勝ち筋をお届けする。