【新潮流】僕らは「現場のSaaS」で天下を取る
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カミナシの諸岡です。今回、デスクレスSaaSの立場として取り上げていただきました。
最近思うのは、3年前と比べると圧倒的にお客様の意識が変わっていると感じています。起業したての時は「うちはスマートフォンを現場持ち込み禁止だから。あと、クラウドにデータ置くのもダメなので、難しいですね」と、よく言われてました。
問い合わせしてきたお客さんからでも、こんなことを言われてた状況でした。今は全く違います。
2、3年ではなく、10年20年という時間軸で言えば、間違いなくノンデスクワーカーの現場もソフトウェアが侵食していくはずです。Slerや、業界特化のバーティカルSaaSとはまた異なるポジショニングで、私たちはこの流れを広めていきたいと思います。
その日が来るまで、しつこく、延々とやり続けます。すでにレッドオーシャンと思われたSaaSビジネスにも、未開の原野が存在します。
それが「デスクレス(Deskless)SaaS」と呼ばれる、建設、物流、医療、飲食店や工場などの「現場」課題を解決する、いわゆるブルーカラー向けのSaaSです。
これまでにオフィスワーカー向けのSaaSは数えきれないほど登場し、第1世代と呼ばれるコンピュータ初期からのインフラ企業たちも存在する世界では、ベンチャーがなかなか入り込める状況にありません。
しかし、デスクレスSaaSビジネスはまだまだブルーオーシャン。その理由は、ブルーカラー企業へのテクノロジー導入の困難さにあります。
作業現場では立ち仕事や動きながらの作業がとにかく多く、現場が大きければ比例して作業員の数も増える。しかもデジタルによる業務効率化を求める現場は、得てして大規模な現場です。
そうした中でデジタル化を推進するには、クリアしなければならない課題が山積しています。IT人材の不足、維持費や修理費を含めたランニングコスト、作業員への教育(かつ作業者は日々同一とは限らないので日々繰り返し発生)、権限管理、煩雑なフォーマットの統一......。現場独自のルールやフローも無限にある。そしてインシデントが発生すればまた工程が増えていく。
(自分も過去に物流の現場最前線でオペレーションマネジメントをしていた経験があるというのもありますが、)そんな複雑な現場業務を効率化しようとするSaaSの存在は、産業構造を根っこから変える大きな可能性を秘めていると思います。
今回はそんなノンデスクワーカー向けの業務効率化アプリを提供する、カミナシの諸岡CEOにお話を伺いました。熱く面白い内容になっていると思います。ぜひ読んでみてください。カミナシさん、3年前に何かのピッチを見て痺れた記憶があります。
ブルーカラー分野はロボットに置き換わると言われてますがまだまだ時間は掛かりそう。そうなるとこの領域がデジタライズされるとインパクトは当面非常に大きい。日本を動かす分野だと思います。
ちなみに図で当社インフォマートがホリゾンタルで紹介いただいてますが、商談・受発注は外食産業バーティカルで、57万社に利用いただいている請求書や見積書、契約書がホリゾンタルなサービスです。