2021/5/15

【直撃】DeNAの新たな稼ぎ頭「ポコチャ」とは何か

NewsPicks編集部 記者
ゲームの「次」の柱をどうするか──。
2010年代前半、ソーシャルゲームで躍進したDeNA。スマホが台頭しソーシャルゲームが下火になってからは、2012年をピークに売上高が減少傾向にあった。
そんな中で、ゲームに次ぐ稼ぎ頭としてコロナ禍で急に頭角を現したのが、ライブ配信アプリの「Pococha(ポコチャ)」だ。
ライブ配信はDeNAの「次の柱」となりうるのか。
立ち上げ当初からPocochaを率いる水田大輔氏を直撃し、その構想とビジネスモデルについて聞いた。
INDEX
  • 「アイテム課金」でマネタイズ
  • 「紆余曲折」を表に見せる
  • 「プライベートSNS」に可能性
  • 赤字を掘れる「タイムリミット」
  • 黒字化してしまった「反省」
  • グローバル版「進行中」

「アイテム課金」でマネタイズ

Pocochaのサービスが始まったのは、2017年1月。

開始から徐々にユーザーは増えていたが、大きな起爆剤になったのは、新型コロナウイルスの感染拡大だ。

特に2020年4月、5月にかけて、新規ユーザーの数が急増した。

収益面でも、この2020年度第1四半期(4〜6月)には黒字化を達成。すでにゲーム事業に次ぐ売上高になっている。

Pocochaの現在のダウンロード数は約255万。毎日、約1000人が配信するライブ配信プラットフォームとなっている。
──「Pococha」のビジネスモデルはどういう形ですか。