疑似量子計算機で株取引 東芝、夏ごろ実験開始
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瞬時に動的な最適化が必要(刻一刻変化するものに対してその瞬間ごとに最適な組み合わせを提示しなくてはならない)という意味では面白い応用先だと思います。
注目のコメント
量子コンピュータが性能を発揮する分野として、
静的な分野と、動的な分野があります。
静的な分野とは、創薬や材料などと言う、
一度問題を解いたら答えが分かる物です。
これに対して、動的な問題とは、常にデータが変化
するもので、会話のAIや、交通、マッチング
そして金融などがこれに当たります。
ビジネスとしては、動的な問題の方が興味深いです。
東芝では、様々な問題の研究をしていますが、
これはその一つで、世界初です。
技術からビジネスに転換するには、単純に優れた
技術を提示するだけではなく、実績を見せ、
データとのアクセスを作り、そしてアプリケーション
として、発展させる事が大切です。
なので、我々は、量子コンピュータと、データと
アプリを同時に行う事を大切にしています。
まだこれは、はじまりにすぎません。うおーこれはすごい。HFT もここまで来たかという感じ。競合ひしめくマーケットで実際に勝てるのかは分かりませんが、もし勝てるならすごい。莫大な利益を生むでしょうね。
FPGA までなら金融機関単独でもやれていますが、量子技術を使うとなると東芝や IBM のように実際にそれに取り組んでいる企業と組まないと難しそうなので、実はまだこういったテクノロジーを実際の取引に応用できているケースってほぼないのではないかなぁと思ったりしました。まさに金融テクノロジー最前線。
以下の記事が参考になりました。
「量子理論の副産物に過ぎなかった」──東芝の「量子コンピュータより速いアルゴリズム」誕生秘話
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1907/30/news030.html
為替アービトラージ計算の実装(イジングモデル)
https://blueqat.com/yuichiro_minato2/35f34240-2515-4195-b63f-c37ea77206f4
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あまり詳しくないですが、金融業界で量子技術を活用できるとすれば ① マッチング最適化(今回のケース)② シミュレーション高速化(デリバティブなどのリスクのリアルタイム分析)だと思います。当然各社ともに色々な取り組みをしているわけですが、日本発という意味では今後も東芝のニュースが気になります!この分野で世界で戦えているのはすごい!