[ロンドン 11日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは、ワイズおよび米ウエスタンユニオンと提携し、国際送金サービスを開始した。3社が11日発表した。

グーグルの電子決済サービス「グーグルペイ」の米国ユーザー向けにサービスを開始。年末までにワイズを通じて80カ国、ウエスタンユニオンを通じて200カ国でサービスを始める計画。

グーグル担当者は「ワイズおよびウエスタンユニオンと協力し、両社が事業展開する国でサービスを始めることが今年の目標だ」と説明した。

ロンドンを拠点とするワイズは2011年に設立。ウエスタンユニオンは国際送金サービスの大手。グーグルペイは40カ国に約1億5000万人の利用者がいる。

新型コロナウイルス禍で電子決済サービスの利用は急増している。中国電子商取引(EC)大手のアリババ集団傘下の金融会社アント・グループや米アップル、サムスン電子、ペイパルもモバイル決済サービスを手掛けており、競争が激化している。