(ブルームバーグ): ビッグデータ解析を手掛ける米パランティア・テクノロジーズは11日、4-6月(第2四半期)の売上高が43%増えるとの見通しを示した。

発表文によれば、4-6月の売上高は3億6000万ドル(約390億円)に達する見込み。パランティア株はニューヨーク市場で9.4%高の20.21ドルで引けた。

デービッド・グレーザー最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会議で、同社が顧客による仮想通貨ビットコインでの支払いを受け入れ、自社資金をビットコイン購入に充てるか検討していることを明らかにした。そうした購入はモバイル決済サービスの米スクエアと電気自動車(EV)メーカー、米テスラに続く動きとなる。両社の購入はビットコインの値上がりにつながった。

1-3月(第1四半期)の売上高は49%増の3億4100万ドルと予想を上回った。ただ、報酬面のコストが膨らみ、1株当たり7セントの損失と、予想を上回る赤字幅となった。同四半期の米政府向け売り上げは83%増、米企業向けは72%増だった。

原題:Palantir Rallies on Sales Forecast, Embrace of Bitcoin (4)(抜粋)

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