日本「子どもを育てにくい」6割 内閣府意識調査、欧州と比べ突出
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素朴な疑問として、比較対象がなぜ欧州(フランス、スウェーデン、イギリス)だけなのでしょう?出典は「内閣府意識調査」とだけあり、おそらくは5年に1度行われている「少子化社会に関する国際意識調査」のことだと思います。経年変化を見るために、過去の調査で選んだ国をそのまま採用(途中からイギリスを追加)しているのかもしれませんが、国際比較をするならアメリカやアジア諸国も加えるべきではないかと思います。
かつてNYで子育てをしていた時期がありますが、明らかに東京よりも育てやすかったですね。一番の理由は幼い子どもに対して周囲の大人が優しい点です。公共交通機関で乗り合わせても、子どもに向けられる視線や態度は温かく、さりげなくサポートされることがしばしばありました。保育園が「迷惑施設」などと言われることもありません。小さな子どもを連れて参加できる無償のイベントも数多くありました。子どもを大事にしようという空気が、社会全体に根付いていたと思います。これまでに40カ国以上を子連れで訪れましたが、どこも(東京と比較して)相対的に子どもには優しかったです。
内閣府のサイトを見たところ、まだ調査票や調査結果などが掲載されていませんので何ともいえませんが、政策の拡充もさることながら、子どもに冷たい大人が多いから、育てにくいと感じる部分も大きいのでは?保育園の入りにくさなどあるはあるが、保育料無償化、保育園のクオリティ、公共施設や医療費の無償化など頭が下がる。
保育園を増やそうとしたら迷惑だとか園庭がないなんて、とか。保育料を無償化したらしなくていいとか、何かを満たすとそれは当たり前になってしまい次の不満足に目を向けるこの精神が『子育てしにくい国』をつくりだしているような。
海外では物流や公共サービス、交通機関がほんと時間を守らないが=自国は暮らしにくいとはなっていない。メンタリティも大いに影響していそうな数字。こういうざっくりとした意識調査は(ヨーロッパとの比較も含めて)もう過去に何回もなされていて、今更新しい発見もあまりないように感じます。強いて言えば、過去の同じような意識調査と比べて、日本で子供を育てにくいと感じる人の割合が増えているのか減っているのかのトレンドを示し、これまでの少子化対策が全体的な意識を少しでも変えたのかを見ることは、ひとつの目安にはなるかもしれません。でも、ざっくりしすぎていて、実際の政策にはあまり役に立たないような。例えば、今までの政策で成功したものと失敗したものとその原因、など、具体的かつ建設的で今後につながるような情報を発信していただきたいです。