発想の大転換迫る 温暖化ガス排出「46%削減」の難路
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注目のコメント
オルテガが「大衆の反逆」で、大衆つまり我々が思考停止して馬鹿は死ぬまで治らないとまで言い切る時代を通過して、全体主義の世界を皮肉りました。
今や大衆がエリート層まで滲み出て、メディアや政策担当者までが「私は彼等とは違う」雰囲気で語る言説に、何の意味が有るのかを大衆である読者は鼻白むのみ。
自分も含めて、そんなノブレスと思える目標を自ら設定して努力する気がある、自分事として考えるコメンテーターは、日経新聞のコメントからも伺えません。
なら語るなということに繋がり兼ねませんが、大衆がコメントし続けることで、大衆からたまたま滲み出て来たエリート層の本気度を検証することは大事だと思います。竹槍しかり。
バックキャスティングという名のイノベーション丸投げ思想は、自分事で無いどころか、物理限界を理解もせずに計算の積み上げもせずに、似非独裁者になったかのような政策提言を大衆エリートがするという、ヒジョーに不健全な分断を促しているように映る。
誰が言ったかではなく、何を言っているのかで判断すると言いながら、エリートを目指す大衆は発言権を獲得した瞬間に俺が言っていることを押し付ける性を認識しておきたいですね。
やはり自分が出来ないことを他人にさも必要不可欠なことであるように強制する人間の言うことは、海外の子供であろうが真に受けてはいけないでしょう。46%削減がいかに難しいか、ロジカルに解説されている記事だと思いました。設定目標の根拠さえしっかりしていれば、バックキャスティングな考え方はイノベーションを生み出す素地とも言えそうです。
◎日本の脱炭素計画は、積み上げ式で目標を定めるフォアキャスティング方式だった
◎しかし今回、積み上げ式を辞めてバックキャスティングに転換。目標数値ありきで計画を定める手法は、世界の脱炭素を牽引するEUを中心とした考え方
◎46%は積み上げ式で描くことは不可能な数値。達成には、不連続なイノベーション(文中では破壊的イノベーションと読んでいます=炭素排出産業の「破壊」を意味する?何が破壊なのでしょうか)が必要。理想と現実を埋めることの難しさに直面する
"結果から遡って、削減目標とそこまでの道筋を決める方法で、バックキャスティングと呼ばれる。経産省や環境省によると、確実に実現可能な対策の積み上げで削減できるのは、どんなに背伸びしても30年度に13年度比約40%まで。新しい46%減という目標は、従来の積み上げ式からの決別を意味する"「くっきりとした姿が見えているわけではないけど、おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が。シルエットが浮かんできたんです」
という数字に縛られる愚かさよ。どうせ、乃木坂のファンなんでしょ。「決心のきっかけは理屈ではなくて、いつだってこの胸の衝動から始まる」とか、真顔で言いそう。
AKBや赤穂浪士でも良かったけどね。