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【1分理解】今日決定か?入管法の改正が「話題」になる理由

NewsPicks編集部
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  • one visa 代表取締役

    改正入管法に関してコメントを載せていただきました。

    “今回の改正案は、難民申請以外の項目も含めて締め付けの方向が強い。

    もともと出入国在留管理庁が決められる裁量や権限が大きく、あらゆる申請のプロセスがブラックボックスとなっていることが問題視されています。今回の改正案もそのブラックボックスが強化される内容です。

    「難民の見極めが難しい」という入管側の実情は理解できますが、もっと議論は必要です。ステップを飛ばした厳格化は、優秀な外国人材をこれから受け入れていかないといけない日本にとってもマイナスの印象を外国に与えかねません。”

    今回の改正入管法は、本当に保護などが必要な場合でも、強制送還ができるようになってしまいます。
    たしかに、就労目的の難民申請や、入管側が危惧する事案も低い確率でおき得る事案だとは思います。
    一方で、入管が本当に危惧している事案だけに絞った対策だとしたら、今回の改正案で対象となる範囲は広すぎで、入管の権限のみが強化されます。

    進め方として、保護が必要な方をきちんと保護できる仕組みを構築してから、危惧してる事案をクリアにする対策をとる。ないしは、両軸をきちんと前に進めることが必要不可欠です。


注目のコメント

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    日本の難民認定数も難民認定率も他の先進国に比べると少ない、というのは確かです。2020年だと日本は0.4%。ドイツの25.9%、米国の29.6%、カナダの55.7%です。毎年数万人規模で難民を受け入れている他の先進国からすると「日本はズルい」という見方もあります。
     一方、日本では毎年1万人以上が難民申請をするものの、その国籍はスリランカ、トルコ、ネパールなどであり、現在の世界で最も紛争が深刻な国とはいえない、そして、観光ビザや留学ビザで入国した外国人が、ビザが切れそうになった時点で難民申請を出している場合が圧倒的に多い、というのも事実です。
     この2つの点から考えると、日本も他の先進国と並ぶくらいの難民を受け入れる、ということにする、そして世界でも最も困っている人々を難民として受け入れる、という解決策が考えられます。
     紛争地やその近くの難民キャンプで、日本への難民申請受け付け事務所を設置して、そこで難民を受け付ければよいでしょう。
     何も日本国内で難民申請を出した外国人だけ審査対象にする必要はありません。日本まで来ている時点で、世界で最も困っている人々とはいえないでしょう。
     バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプとか、シリア北部の難民キャンプとか、本当に殺される危険が迫っている人々は何百万人もいます。シリアの難民キャンプでは、雪が降るたびに体力のない子供から凍死しています。バングラデシュのロヒンギャ難民は、現地人からももはや疎まれていて、頻繁に火をつけられているし、バングラデシュ政府は絶海の孤島への移送を進めています。
     そういったところから、毎年5千人なりの枠を決めて日本に難民として受け入れれば、世界のどの国からも人道的観点からは文句のつけようがないでしょう。


  • 小山内行政書士事務所 代表

    冒頭から「強行採決」という党派性のある記載をするのであれば、政府側(入管庁)の見解も公平に記載するべきです。

    難民申請の回数について焦点になっているとの記載がありますが、これについては、以下の資料に入管庁の見解があります(p.1,p.3)。
    http://www.moj.go.jp/isa/content/001345497.pdf

    記事では「3回目以降の難民申請」となっていますが、正確には「3回目以降の難民申請(認定すべき相当の資料が提出されている場合を除く)」です。なぜカッコ書きを削除したのでしょうか?

    また、本件に関する入管庁の見解は、以下のとおりです(同p.3他)。
    「…難民と認定されなかったにもかかわらず,同じような事情を主張し続けて難民認定申請を3回以上繰り返す外国人は,通常,難民として保護されるべき人には当たらない(申請時に難民と認定することが相当であることを示す資料が提出された場合を除きます。)と考えられます。
    そこで,このような外国人については,今回の入管法改正法案により,送還停止効の例外として,難民認定手続中であっても日本からの強制的な退去を可能とすることとしました。」

    改正案について賛否を問う、あるいは批判をするのであれば、せめてこの程度の政府側の見解の記載があって然るべきです。

    蛇足ですが、入管庁の資料や改正案が非常に分かりづらいもので、これは大いに改善の余地があると思われます(法律が古いので、後者はやむを得ないとは思いますが)。

    【参照】
    ・国会提出法案 | 出入国在留管理庁
    http://www.moj.go.jp/isa/laws/bill/index.html
    ・そこが知りたい!入管法改正案 | 出入国在留管理庁
    http://www.moj.go.jp/isa/laws/bill/05_00003.html
    ・令和2年における難民認定者数等について | 出入国在留管理庁
    http://www.moj.go.jp/isa/publications/press/07_00003.html


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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    日本の難民認定については、NewsPicks在籍時に下記の記事を書いたことがあります。ロヒンギャや北朝鮮という特殊な文脈が起点ではありましたが、難民認定について公式統計を引用しながら書かれています。

    「【日本】難民問題がもはや他人事ではない理由」
    https://newspicks.com/news/2646347
    上記記事は4回特集の初回の問題提起として私が執筆をし、無料公開をしています。現場取材はフリージャーナリストの海野麻実さんによるもの、、私はデータを補強しています。

    連載全4回は下記から。2017年の記事ですが、本質的な部分には変わりがなく、今も参照頂ける内容だと思います。今振り返ると、執筆当時、非常にセンシティブな問題であり、どのように書くか、ずいぶん悩みました。表には引用はできないながら、内々に個人的な意見を話して頂いた関係者の方もおり、現場の課題の複雑さや、政治的に決定をしないと対応が難しいことが多いことなどもわかりました。特に第4回はデータ、事実、客観性に対する忠実さを維持しながらも、「オピニオン」とした通り、議論を喚起する意味で一定の主張を入れています。

    連載目次
    第1回:【日本】難民問題がもはや他人事ではない理由(無料)
    https://newspicks.com/news/2646347

    第2回:【人権】世界から非難、オーストラリアの無慈悲な難民対応
    https://newspicks.com/news/2646352

    第3回:【ロヒンギャ】「緩衝国」マレーシアへの期待と見えぬ将来
    https://newspicks.com/news/2646353

    第4回:【オピニオン】日本人が知らない、難民への日本の貢献度(無料)
    https://newspicks.com/news/2646355

    また、スリランカ人の方の死亡事案については入管に収容されている方の人権に大きく関わる課題が含まれています。オーバーステイだからどう扱っても良いという訳ではなく、先進国として、ーとりわけ昨今の外国人人材に期待する論調があるのであればー、真剣に対応に取り組まなければいけない課題と思われます。

    関連記事。
    https://mainichi.jp/articles/20210430/k00/00m/040/065000c


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