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業績が悪くても大企業だと自分にダイレクトに影響がないと、そこまで社員は不安視しないと思います。自分ごと化しないわけです。早期退職募集でも自分は関係ないと思う方も多いのが実態です。
ただ、こうやってボーナスがなくなったり給料のカットになった瞬間に、自社に対しての不安に感じたりします。
ANAは例年、夏・冬に月給2ヶ月ずつと記載があるのでまるまるそれが消え、それなりにもらえないことになり、冬も兆しが見えないとなると、何かしら打ち手を考えないと転職市場に人が増える可能性もあるなと思っています。航空会社や旅行会社等では、軒並み年間ボーナスカットに加え、これまで経験したことのない基本給水準をも15~20%下げての対応になっています。
年収ベースで35%以上も下がるこの状況下で、同業の友人、知人や先輩、後輩が毎月のように業界を去っていますが、残念ながら、彼らを引き留める術がないのが今の現状です。このことは観光事業に関わる身としては、非常に辛く、悲しいです。。。
今、言えることは、航空会社や旅行会社で経営者側が従業員に対して、それでも明るい未来を指し示せるか、確固たるビジョンを示せるかです。
もし、ビジネスモデルが旧態依然としているならば、それを改める時間が今はあります。もし、お客様である旅行者に寄り添うサービスが展開できていないのであれば、作り出す時間が今はあります。
それができないまま、コロナ禍が過ぎてしまえば、浦島太郎のように時を経て、お客様からも従業員からも見放され、存在意義がなくなってしまうでしょう。
今こそ、各社経営者やそれを支える中間管理職の皆様には知恵を振り絞っていただき、この難局を乗り切っていただきたいと切に願います。