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ここ数年、ヨーロッパのスタートアップへの注目が高まっている。ユニコーンとして名をはせたSkype、Spotify、Wise（旧TransferWise)といった企業もヨーロッパ発。なぜ今、ヨーロッパのスタートアップが注目されているのか、その理由を探りたい。（フリーライター ミハシヤ）
投資家も注目
欧州スタートアップの魅力とは？
従来はスタートアップといえば、アメリカや中国などが注目されがちだった。しかしこのところ、ヨーロッパのスタートアップに対する世界の投資家の注目が高まっている。
「パンデミック直前の数字ですが、投資会社Atomicoのデータによると、欧州の技術関連企業に対する投資額は過去5年間で124％増加しています。2019年の投資額は、アジアでは激減しており、米国は微減、それに対して欧州では39％増加しているのです」
そう語るのは、ジェトロ・ロンドン事務所次長の雪田大作さん。ロンドン事務所は英国、北欧という管轄国だけでなく、ヨーロッパ全体のスタートアップの動向をウオッチしているという。
なぜヨーロッパのスタートアップへの注目が高まっているのか。雪田さんは次のように語る。
