保険金詐欺と戦うAIを開発するShift Technologyが1090億円を超える評価で240億円調達
コメント
注目のコメント
お客様にお支払いいただく保険料のうち、将来の保険金支払いに充てる純保険料と呼ばれる部分については統計的に算出しています。
しかし、保険金詐欺による保険金支払いが増加してしまうと統計による推計値よりも多大に支払いが生じることになるため、将来の保険料値上げに繋がる可能性がある等、保険金詐欺への対策は大きな課題となっています。
モラルリスクにはいくつかの類型があり、主には
アフターロス(アフロス):事故が発生してから保険に加入する
偽装事故:事故が発生していないのに事故を装う
事故報告偽装:実態とは異なる原因による事故と装う
過大請求:事故による損害額を過大に請求する
と言ったものがあります。
偽装事故は計画性が高い一方、事故報告偽装、アフロスや過大請求は「もしかしたら保険金がもらえるかも」「今まで掛け捨てで払ってきたしちょっと多めに請求して元を取ろう」といった心理から生じる可能性もあります。
ほとんどのお客様は正しい請求を行っている中、性善説・性悪説どちらを起点に対応するかで受け取る印象は大きく異なりますので、こうしたテクノロジーをうまく活用し、”保険会社が払い渋りしている”と誤解されないようにしていきたいですね。