書店の倒産が急減、2020年度は過去最少を更新 帝国データバンク調べ - 文化通信デジタル
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注目のコメント
元書店員です。
去年が活況だったのではなく、書店自体がだいぶ選別された結果でしょう。
小型書店は教科書おろしてるところか、何かに特化している店以外はほぼすべて潰れてるはずです。あと書店の特殊性なんですが在庫が返品できて原則在庫リスクがないため、家族経営で物件自分持ちの場合、コストがかからないので細々とやっていくことも可能は可能です。
価値観も商品も多様化する中、個人商店で品揃えを充実させる事は、スペース的に不可能。品目を絞るとしても能力的にもかなり高度な専門性が求められます。
(大型書店のバイヤーは分野ごとに専門家がいるのでそれに個人で対抗するのは難しい)
私も書店は好きですが広く薄い品揃えの町の本屋さんは役割を終えたと思ってます。
余談ですが、活字離れでというのが事実かは疑わしい。
実は図書館の貸出数2010年頃までは増え続け、その後もほとんど減っていません。
紙媒体の需要減に関してはおそらくこれからで大型書店も選別が始まっていくでしょうね。鬼滅効果はあったでしょうが、電子書籍への転換は進んでます。
書店だけでなく、コンビニでは下記の状況です。
コンビニでの書籍・雑誌売上推移。
データ元。
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会。
https://www.jfa-fc.or.jp/particle/320.html
■CVSの店舗数・売上高の推移年CVS店舗数CVS書籍・雑誌
実販売額
2005年5059億円(最盛期)
2013年2262億円
2014年2117億円
2015年1908億円
2016年1859億円
2017年1576億円
2018年1445億円
2019年1285億円
この2005年から18年にかけてのコンビニの出版物販売額推移に、ダイレクトなかたちで、雑誌の凋落が刻印されている。