【小泉流が変えた政治~政権発足20年】(3)片山さつき参院議員「チルドレン経験『どん底を見られた』」
小泉純一郎政権発足20年を振り返るインタビューの3人目は、平成17年の郵政解散で初当選した「小泉チルドレン」の一人で、現在は参院議員の片山さつき元地方創生担当相に聞いた。
--小泉氏との出会いは
「13年に小泉さんが自民党総裁選に出馬する直前だ。当時、私は財務省に務めており、小泉さんが所属していた清和政策研究会(現細田派)の勉強会に呼ばれた。『小泉です。今日は来てくれてどうもありがとう』と声をかけられたことを覚えている」
--郵政解散では衆院静岡7区から「刺客」として出馬した。小泉氏には何と誘われたのか
「『天下分け目の構造改革が、のるかそるかの選挙をするから改革の旗印として出馬しないか』と電話があった。この人だったら一度決めた方針は最後まで貫くだろうと思って決断した」
--小泉チルドレンと呼ばれるのには抵抗があったか
「十把一からげにするにはあまりにも多様な人たちだとは思った。実際、今も政治を続けている人がいる一方で、杉村太蔵さんのようにタレントで大成した人もいる」